じく【舳】
船の先の方。船首。へさき。
じく【舳】
[音]ジク(ヂク)(呉) [訓]へさき 船首。へさき。「舳艫(じくろ)」
じく‐ろ【舳艫】
舳先(へさき)と艫(とも)。船首と船尾。
舳艫(じくろ)相銜(あいふく)・む
《欧陽玄の詩から。前の船の艫(とも)と、後ろの船の舳先(へさき)とが触れ合う意》多くの船が続いて進むようすをいう。
舳艫(じくろ)千里(せんり)
《「漢書」武帝紀から》多くの船が連なること。
へ【舳】
船の先端部。船首。へさき。みよし。「艫(とも)に—にま櫂しじ貫きい漕ぎつつ」〈万・四二五四〉
へぐら‐じま【舳倉島】
石川県輪島市の沖合約50キロにある島。アワビ・サザエ・テングサなどの漁場。夏季に海女が移住する風習で知られた。
へ‐さき【舳先/舳】
船の前の方の部分。船首。みよし。⇔艫(とも)。
へ‐やかた【舳屋形】
船のへさきに設けた屋形。「舟を浮かべ—に垣楯かきたりければ」〈盛衰記・四二〉
み‐よし【水押し/舳/船首】
《「みおし」の音変化》 1 船首にある部材で、波を切る木。 2 へさき。船首。