やま‐じおう【山地黄】
シソ科の多年草。山地に生え、ジオウに似て、高さ5〜10センチ。地下茎で増える。茎の下部の葉はロゼット状をなし、上部の葉は対生する。夏、淡紅色の唇形の花が咲く。みやまきらんそう。
やま‐はぎ【山萩】
マメ科の落葉低木。山野に自生し、枝はあまり垂れない。葉は3枚の楕円形の小葉からなる複葉。秋、紅紫色の蝶形の花が咲く。庭木にする。《季 秋》
ヤラッパ【(スペイン)jalapa】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)多年草。メキシコ東部原産。塊茎をもつ。地上茎はよく伸び、他物にからむ。夏、葉腋(ようえき)に紅紫色の花が咲く。
ゆうが‐ぎく【柚香菊】
キク科の多年草。山野に生え、高さ50センチ〜1メートル。ヨメナに似て、葉は羽状に切れ込みがある。8〜10月ごろ、中央が黄色で周囲が淡青色を帯びた白色の頭状花が咲く。
ゆう‐げしょう【夕化粧】
1 夕方にする化粧。 2 オシロイバナの別名。 3 アカバナ科の多年草。高さ約20〜40センチ。葉は長楕円形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。初夏から秋にかけて、淡紅色の四弁花が咲く。アメリカ原...
ゆき‐つばき【雪椿】
ツバキ科の常緑小高木。本州の日本海側の雪の多い山地に自生。枝は低く垂れ、葉は広卵形。4、5月ごろ赤い花が咲く。寒さに強く、栽培もされる。
ゆきわり‐そう【雪割草】
1 サクラソウ科の多年草。本州中部以北の高山に自生し、高さ約10センチ。葉は根際から出て、へら形でしわがあり、裏面に淡黄色の粉状のものがついている。初夏、淡紅紫色の小花をつけ、名は雪解けとともに...
よう‐なし【洋梨】
バラ科の落葉高木。また、その実。葉は卵形から長楕円形をし、春に白い花が咲く。実はひょうたん形で、果皮は黄色く、果肉は後熟により軟化し、芳香を放つ。地中海地方の原産。ペア。西洋梨。
ラナンキュラス【(ラテン)Ranunculus】
キンポウゲ科の多年草。球根から、三つに裂けている葉を出し、春に白・桃・紅・橙赤・黄色などの花が咲く。品種が多く、五弁のものから数十弁のものまであり、観賞用。中近東・地中海沿岸の原産で、ハナキンポ...
りゅうのう‐ぎく【竜脳菊】
キク科の多年草。山地の日当たりのよい所に生え、高さ30〜60センチ。全体に白い毛があり、茎や葉に竜脳のような香りがする。葉は広卵形で三〜五つに裂けている。秋、周囲が白、中心が黄色の頭状花が咲く。