うちょう‐らん【羽蝶蘭】
ラン科の多年草。山地の岩場などに生え、高さ10〜20センチ。葉は線形。6、7月ごろ、長い距(きょ)をもつ紅紫色の花が咲く。いわらん。
うど‐の‐き【独活の木】
オシロイバナ科の常緑高木。葉は大きく、楕円形。雌雄異株。初夏、白い花が咲く。熱帯産で、日本では沖縄・小笠原などに自生。名は、材が柔らかで役に立たないのでいう。おおくさぼく。沖縄あおき。
うめ‐ごち【梅東風】
春、梅の花が咲く季節に吹く東風。
うらしま‐つつじ【裏縞躑躅】
ツツジ科の落葉小低木。高山に群生。茎に、枯れた葉柄の残りがうろこ状につき、地をはい、その先が上向いて、倒卵形の小さい葉が密につく。葉の裏面に縞模様がある。6月ごろ、壺形の黄白色の花が咲く。実は熟...
うんぜん‐つつじ【雲仙躑躅】
ツツジ科の常緑低木。山地に自生。枝の先が細く、小さい葉を密生する。春、淡紅色の花が咲く。関東西部から九州にかけて分布するが、雲仙岳には自生しない。
えま◦う【笑まふ/咲まふ】
[連語]《動詞「え(笑)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》 1 ほほえむ。「さ馴らへる鷹は無けむと心には思ひ誇りて—◦ひつつ」〈万・四〇一一〉 2 花が咲く。「梅柳常より殊に敷き栄え...
エリンギウム【(ラテン)Eryngium】
セリ科の二年草または多年草。多く地中海沿岸地方に分布する観賞用植物。夏に、白また紫色の花が咲く。
おおば‐ぎぼうし【大葉擬宝珠】
キジカクシ科の多年草。草原に自生する。葉は広楕円形で大きく、根元から束生。7月ごろ、高さ約80センチの花茎を伸ばし、淡紫色のらっぱ状の花が咲く。若葉は食用。唐擬宝珠(とうぎぼうし)。うるい。
おそ‐ざき【遅咲き】
1 同類のものより時期が遅れて花が咲くこと。また、その草木。⇔早咲き。 2 世に出るのに時間のかかった人をたとえていう語。「30代半ばで陶芸の道に入り成功した—の人」⇔早咲き。
おとこ‐やもめ【男鰥】
妻を亡くして再婚しない男。やもお。「—に蛆(うじ)が湧(わ)き、女寡(おんなやもめ)に花が咲く」⇔女寡。