さき‐みだ・れる【咲(き)乱れる】
[動ラ下一][文]さきみだ・る[ラ下二]あたり一面に花が咲く。さかんに咲く。「野に—・れるれんげ草」
さき‐わけ【咲(き)分け】
一株の草や木に、色の違う花が咲くこと。また、その草や木。「紅白—の梅」
さくら‐うお【桜魚】
桜の花が咲くころにとれる魚。特に、ワカサギ、また、小アユ。《季 春》
さくら‐うぐい【桜鯎】
桜の花が咲くころにとれるウグイ。腹部が赤い婚姻色を帯びるところからいう。《季 春》「散りうかぶ—の日和(ひより)かな/蓼太」
ささげ【豇豆/大角豆】
1 マメ科の一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、蝶形で淡紫色の花が咲く。莢(さや)は細長く、弓なりに曲がる。種子や若い莢は食用。中央アフリカの原産。ささぎ。《季 秋》「—摘む籠を小脇に恵那夕...
サフラン【(オランダ)saffraan】
アヤメ科の多年草。クロッカスの秋咲き種。葉は線形で、花後に伸びる。11月ごろ紫色の6弁花が咲く。赤い花柱は止血剤などに、また香辛料、化粧品の着色剤として使われる。《季 花=秋》
サフラン‐もどき【サフラン擬】
ヒガンバナ科の多年草。葉は5、6枚が叢生(そうせい)する。夏に数本の花茎を出し、桃色のサフランに似た花が咲く。南アメリカ熱帯の原産。ゼフィランサス。
さわ‐しば【沢柴】
カバノキ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は緑がかった灰色。葉の縁には細かいぎざぎざがある。5月ごろ、黄緑色の雄花と緑色の雌花が咲く。果穂は垂れ下がる。
ザートウィッケン【(ドイツ)Saatwicken】
カラスノエンドウの栽培品種。葉は羽状複葉で、先端が巻きひげとなり、他に絡みつく。初夏、紅紫色の蝶形の花が咲く。大正時代にドイツより渡来し、飼料や緑肥にする。
しお‐ぎく【潮菊】
キク科の多年草。四国南部の海岸のがけに生え、高さ30〜50センチ。葉はへら形で浅い切れ込みがある。秋、枝の先に多数の白い頭状花が咲く。潮風菊(しおかぜぎく)。