はな‐だいこん【花大根】
1 アブラナ科の多年草。高さ40〜90センチ。長楕円形の葉が互生する。5、6月ごろ、淡紫色の4弁花を総状につけ、香りを放つ。アジア北西部・ヨーロッパの原産で、明治初年に渡来。 2 ショカツサイの別名。
はなだ‐いろ【縹色】
薄い藍(あい)色。浅葱(あさぎ)と藍の中間くらいの色。花色。
はな‐だより【花便り】
花の咲きぐあいを知らせる便り。特に、桜の花についていう。花信(かしん)。《季 春》
はなちるさと【花散里】
源氏物語第11巻の巻名。また、その主人公の名。光源氏25歳。夏のある日、麗景殿の女御とその妹花散里を訪れる源氏を描く。
はな‐つ‐づき【花つ月】
陰暦3月の異称。《季 春》
はな‐つみ【花摘み】
1 野原などで草花を摘み取ること。また、その人。 2 昔、比叡山戒壇堂で仏生会が行われる4月8日に、この日を限って登山を許された女人が坂本の花摘堂に詣でた行事。
はな‐つめくさ【花爪草】
シバザクラの別名。
はな‐づかれ【花疲れ】
花見で疲れること。桜を見に出かけ、くたくたに疲れることをいう。《季 春》「—かくしもならぬ起居(たちい)かな/年尾」
はな‐づくえ【花机】
仏前に据えて経文・仏具などを載せる机。脚に花形の彫刻がなされる。一説に、仏前に香花を供える机。「仏の御飾り、—のおほひなどまで、まことの極楽思ひやらる」〈源・賢木〉
はな‐づくし【花尽(く)し】
1 いろいろの花の名をあげていうこと。 2 いろいろの花を表した模様。