さんじゅう‐く【三重苦】
三つの苦しみが重なること。特に、盲・聾(ろう)・唖(あ)であること。
し‐く【四苦】
仏語。人間のもつ、四つの根元的な苦悩。生・老・病・死。
し‐く【死苦】
1 死ぬときの苦しみ。また、死ぬような苦しみ。 2 仏語。四苦の一。人間が免れることのできない死の苦しみ。
しく‐はっく【四苦八苦】
[名](スル) 1 非常に苦労、また、苦悩すること。「借金に追われて—する」 2 仏語。人間のあらゆる苦しみ。生・老・病・死の四苦と、それに愛別離苦・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとく...
しちなん‐はっく【七難八苦】
七難と八苦。多くの苦難が重なること。
しっ‐く【疾苦】
1 病気で苦しむこと。病苦。 2 悩み苦しむこと。難儀。「セーベの人民、夫れ是より、—せん乎」〈竜渓・経国美談〉
しゅう‐く【愁苦】
思い悩んで苦しむこと。
しゅ‐く【衆苦】
多くの苦しみ。多くの人の苦しみ。しゅうく。「富貴、栄禄は—の本なり」〈今昔・二・三二〉
しょう‐く【生苦】
仏語。四苦の一。生まれることの苦しみ。
しん‐く【辛苦】
[名](スル)《古くは「しんぐ」》つらく苦しい思いをすること。また、その苦しみ。「—して子供を育て上げる」「艱難(かんなん)—」「粒々(りゅうりゅう)—」