あお‐あお【青青/蒼蒼/碧碧】
[副](スル)いかにも青いさま。また、一面に青いさま。「若葉が—(と)茂る」「—(と)した海原」
あお‐あし【青葦/青蘆/青葭】
水辺に青々と茂るアシ。あおよし。《季 夏》
あお‐ひとぐさ【青人草】
《古くは「あおひとくさ」》人民。蒼生。国民。民草(たみくさ)。「葦原中国(あしはらのなかつくに)に有らゆるうつしき—の」〈記・上〉 [補説]人が増えるのを草が生い茂るのにたとえた語という。
あお‐みなづき【青水無月】
《青葉の茂るころの意から》陰暦6月の異称。《季 夏》「戸口から—の月夜かな/一茶」
あお・む【青む】
[動マ五(四)] 1 青くなる。また、緑色を呈する。草木が青々と茂る。「月は明るかった。深く射しこんで畳が冷たく—・むようであった」〈康成・雪国〉 2 顔色が青白くなる。青ざめる。「いといたく痩...
あさか‐の‐ぬま【安積の沼/浅香の沼】
安積山の麓にあったといわれる沼。[歌枕]「野辺はいまだ—にかる草のかつみるままに茂る頃かな」〈新古今・夏〉
いや‐おい【弥生】
1 草木がますます生い茂ること。「あづさ弓末野の草の—に春さへ深くなりぞしにける」〈新撰六帖・一〉 2 陰暦3月。やよい。
うつ【鬱】
[常用漢字] [音]ウツ(漢) 1 草木がこんもりと茂る。「鬱然・鬱蒼(うっそう)」 2 ふさがる。気分が中にこもる。「鬱鬱・鬱血・鬱積/陰鬱・躁鬱(そううつ)・沈鬱・憂鬱」 3 こもった気が盛...
えい【栄〔榮〕】
[音]エイ(漢) ヨウ(ヤウ)(呉) [訓]さかえる はえ はえる [学習漢字]4年 1 草木が盛んに茂る。「栄枯」 2 物事がさかえる。「栄華/共栄・清栄・盛栄・繁栄」 3 ほまれ。名誉。「栄...
えい‐こ【栄枯】
1 草木の茂ることと枯れること。 2 栄えることと衰えること。盛衰。「—常なし」