くく‐たち【茎立ち】
《「くく」は茎の意》カブ、アブラナなどの野菜。また、薹(とう)のたった野菜。《季 春》「井のもとや—摘んで寺泊り/白雄」
くく‐みら【茎韮】
《「くく」は茎、「みら」はニラの意》ニラの花茎が伸びたもの。「伎波都久(きはつく)の岡の—われ摘めど」〈万・三四四四〉
けい【茎〔莖〕】
[常用漢字] [音]ケイ(慣) [訓]くき 〈ケイ〉 1 植物のくき。「花茎・塊茎・球茎・根茎・地下茎」 2 男根。「陰茎・包茎」
〈くき(ぐき)〉「歯茎・水茎」 [難読]芋茎(ずいき)
けいさい‐るい【茎菜類】
主として茎を食用とする野菜。タケノコ・アスパラガス・ウドなど。
けい‐しん【茎針】
植物の茎が変形してできた、とげのようなもの。梅・サイカチ・ザクロにみられる。
けいちょう‐ばいよう【茎頂培養】
植物の茎の先端の生長点を取って培養すること。研究のほか、ランの栽培にも応用される。生長点培養。メリクロン。
けいよう‐しょくぶつ【茎葉植物】
維管束の分化がみられ、茎と葉をもつ植物。種子植物、シダ植物とコケ植物の蘚類(せんるい)を含む。→葉状植物
けいよう‐たい【茎葉体】
植物の体制の一形で、茎と葉がはっきり区別できるもの。→葉状体
なか‐ご【中子/中心】
1 物の中央部。中心。また、しん。「—のできた飯を噛んで食べた」〈嘉村・途上〉 2 ウリ類の中心の種子を含んだ柔かな部分。 3 (「茎」とも書く)刀剣類の、柄(つか)に入っている部分。 4 入れ...