しぐれ‐てい【時雨亭】
京都高台寺の境内にある二階建ての茶室。利休好みとして知られる。もと伏見城内にあったものを移築したと伝える。
したじ‐まど【下地窓/助枝窓】
壁下地の竹または葦(あし)をそのままにした窓。多く茶室に用いる。
しつ【室】
[音]シツ(漢) [訓]むろ [学習漢字]2年 〈シツ〉 1 部屋。「室内/暗室・客室・居室・教室・個室・茶室・同室・病室・満室・和室・更衣室」 2 一族。家族。「王室・皇室・宗室」 3 貴人...
すいきん‐くつ【水琴窟】
庭や茶室の外に仕組み、水滴が落下して発する、かすかな水音を楽しむ装置。縦穴を掘り、穴底に水盆と排水口を作る。素焼きの瓶の底に小さな穴を開け、瓶口を下に縦穴の中に置く。瓶の周囲と瓶底の上に小石を敷...
すき‐や【数寄屋/数奇屋】
1 茶席・勝手・水屋などが備わった別棟の茶室。 2 「数寄屋造り」に同じ。
すきや‐たび【数寄屋足袋】
《茶室で用いるところから》木綿・絹などの足袋。
すきや‐づくり【数寄屋造(り)】
茶室建築の手法を取り入れた住宅様式。長押(なげし)を省き、面皮柱(めんかわばしら)や荒壁、下地窓(したじまど)などを用いる。数寄屋普請(ぶしん)。
数寄(すき)を凝(こ)ら・す
建物・道具などに、風流な工夫を隅々までほどこす。「—・した茶室」
すみ‐ろ【隅炉】
小間(こま)の茶室で、道具畳の向かって左隅に切った炉。
ずん‐ぎり【寸切り】
《「髄(ずん)切り」の意。「寸」は当て字という。一説に「すぐきり(直切り)」の音変化とも》 1 筒形のものをまっすぐ横に切ること。また、そのもの。輪切り。筒(つつ)切り。寸胴(ずんど)切り。 2...