てん‐つき【天衝】
1 兜(かぶと)の前立物(まえだてもの)の一。刺股(さすまた)の形で先端をとがらせたもの。 2 カヤツリグサ科の一年草。湿りけのある草地に生え、高さ約30センチ。葉は細く堅い。夏から秋、傘状に分...
てんのうじ‐こうえん【天王寺公園】
大阪市天王寺区の市立公園。美術館・動物園・植物園や茶臼山古墳がある。
てんのうじ‐や【天王寺屋】
室町後期から安土桃山時代にかけての堺の豪商津田氏の屋号。宗達・宗及は堺の三十六人会合衆(えごうしゅう)の一人で、茶人としても有名。
江戸時代の大坂の豪商。姓は大眉(おおまゆ)氏。両替商として...
てんみょう‐がま【天明釜】
室町時代から下野(しもつけ)国佐野郡天明(栃木県佐野市)で製作された鉄製の茶釜の総称。地肌に工夫をこらし、地文のないものが多い。蘆屋釜(あしやがま)とともに茶人に珍重される。
てん‐もく【天目】
1 天目茶碗。また一般に、茶碗。 2 「天目台」の略。
てんもく‐ざけ【天目酒】
天目茶碗で飲む酒。茶碗酒。「五斗味噌肴(さかな)に—」〈浄・歌軍法〉
てんもく‐ざや【天目鞘】
槍(やり)の鞘(さや)で、天目茶碗をふせたような形をしたもの。
てんもく‐だい【天目台】
天目茶碗をのせる台。茶碗とともに中国から渡来したのが始まり。
てんもく‐だて【天目点て】
天目茶碗で茶をたてること。また、その方式。身分の高い人に対して行う。
てんもく‐ぢゃわん【天目茶碗】
抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう)省の天目山の寺院で学んだ留学僧が持ち帰ったところからの名。建盞(けんさん)を頂...