にんぎょう‐で【人形手】
1 唐子(からこ)人形の模様を染めだした上等の更紗(サラサ)、または、印伝の染め革。 2 中国、明代の青磁茶碗の一。多く内側に人物模様を型押ししてある。
ニンポー【寧波】
中国浙江(せっこう)省北東部の商業都市。東シナ海に注ぐ甬江(ようこう)に臨み、古くから日本や南海との交易で繁栄した。茶・綿花・海産物の集散地。浙江商人の本拠地。ねいは。
ぬた‐うなぎ【沼田鰻】
1 ヌタウナギ科の魚。全長約60センチ。体は茶褐色。本州中部地方以南の海域にすむ。 2 ヌタウナギ目ヌタウナギ科の魚の総称。円口類の一群。体はウナギ形で、前端に口があり、肉質の四対のひげが囲む。...
ぬり‐まわし【塗(り)回し】
茶室などで、塗り壁の出隅・入隅の部分を丸く面をとって柱を見せないように塗ること。
ぬるま【微温】
1 ぬるいこと。「—になって居るが、この番茶を替りに」〈円朝・真景累ヶ淵〉 2 「ぬるま湯」の略。 3 愚鈍なこと。のろま。「兄貴は知れた—殿」〈浄・盛衰記〉
ぬる・む【温む/微温む】
[動マ五(四)] 1 少しあたたかくなる。「水—・む季節」 2 熱い湯などが少しさめる。ぬるくなる。「お茶が—・む」 3 病気で体温が高くなる。「うちはへ—・みなどし給ひつる事はさめ給ひて」〈...
ヌワラ‐エリア【Nuwara Eliya】
スリランカ中部の都市。中央山岳地帯の南側、標高約1800メートルの高地に位置する。1846年に英国人により避暑地として開発され、植民地時代の建物が多く、アジア最古のゴルフコースがある。冷涼な気候...
ねぎし‐いろ【根岸色】
根岸2で塗った壁の色。緑がかった茶色。
ねぎやまぶし【禰宜山伏】
狂言。禰宜と山伏が茶店で争い、亭主の提案で大黒天を祈り合って験(しるし)のあるほうを勝ちとすることにしたが、大黒天は禰宜のほうばかり向いて浮かれる。
ねこ‐がき【猫掻き】
1 陶磁器で、猫の爪で引っ掻(か)いたような短い櫛目(くしめ)状の刻線。中国の珠光青磁、朝鮮の金海茶碗にみられる。 2 わらで編んだむしろ。蹴鞠(けまり)などのとき、庭に敷くもの。「—を敷かれた...