うら‐なし【裏無し】
1 裏地をつけてない、単(ひとえ)の衣類。 2 《草履はふつう2枚重ねで作るのに対し、1枚であるところから》裏をつけない草履。緒太(おぶと)。
うわ‐ぞうり【上草履】
屋内で履く草履。
おのえ【尾上】
浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」の登場人物。足利家の中老で、局(つぼね)の岩藤に草履打ちの侮辱を受けて自害する。
お‐ぶと【緒太】
1 草履や下駄などの鼻緒の太いもの。 2 藺(い)で編んだ、太い鼻緒の、裏をつけない草履。裏無し。藺金剛(いこんごう)。
おも‐て【表】
《「面(おもて)」と同語源》 [名] 1 物の二つの面のうち、主だったほう。表面。また、外側。「答案は—を上にして集める」「コインを投げて—か裏かで占う」「鏡の—」⇔裏。 2 他のものより前に...
かがみやまこきょうのにしきえ【加賀見山旧錦絵】
浄瑠璃。時代物。11段。容楊黛(ようようたい)作。天明2年(1782)江戸外記座初演。松平周防守(すおうのかみ)邸内での草履打ち事件と加賀騒動とを題材にしたもの。翌年、歌舞伎に移入。鏡山。加賀...
かさね‐ぞうり【重ね草履】
表の真竹(まだけ)の皮と裏の革との間に淡竹(はちく)の皮などを挟んで作った草履。
かわ‐ぞうり【皮草履/革草履】
1 牛・ワニ・トカゲなどのなめし革で作った婦人用の草履。 2 (皮草履)竹の皮を編んで作った草履。
き‐せった【木雪駄】
草履の裏に、横に割れ目を入れた厚い板をつけた履物。
きょう‐ぞうり【京草履】
淡竹(はちく)の皮で作り、ビロードなどで縁どった婦人用の草履。もと京都で作られ、元禄(1688〜1704)ごろ流行した。