お‐そうそう【御草草】
[形動][文][ナリ]客あしらいの粗末であるさま。あいさつ語として使う。「茶も注(い)れねえで、余(あんま)り—だッけね」〈柳浪・骨ぬすみ〉
おとぎり‐そう【弟切草】
オトギリソウ科の多年草。山野に生え、高さ30〜60センチ。葉は披針(ひしん)形で対生し、基部は茎を抱く。夏から秋、黄色い5弁花をつける。花は1日の寿命で、日中だけ咲く。茎や葉を痛み止めや切り傷の...
おどりこ‐そう【踊子草】
シソ科の多年草。山野のやや日陰に生え、高さ30〜50センチ。茎は四角柱で、節に長い毛がある。葉は卵形で対生する。4〜6月ごろ、葉の付け根ごとに淡紅紫色または白色の唇形の花を輪生する。名は、花を笠...
おに‐くさ【鬼草】
テングサ科の紅藻。本州中部以南にみられ、干潮線付近の波の当たる所に生える。高さ10〜20センチ。細長く、枝分かれし、さらに細かい枝を多数つける。寒天の原料とする。
おに‐の‐しこぐさ【鬼の醜草】
シオンの別名。
おもい‐ぐさ【思い草】
1 ナンバンギセルの別名。《季 秋》「異草(ことくさ)にまぎれてかなし—/風生」 2 《物思いのときにのむもの、また、物思いを消すものの意か》タバコの別名。「相合煙管(あひあひぎせる)—思ひし甲...
おもいぐさ【思草】
佐佐木信綱の第1歌集。明治36年(1903)刊。
おもかげ‐ぐさ【面影草】
ヤマブキの別名。
おり‐えいそう【折(り)詠草】
「横詠草(よこえいそう)」に同じ。
おんし‐タバコ【恩賜タバコ】
皇室特別注文の紙巻きタバコ。白地にキクの紋章入り。旧日本軍に、また、第二次大戦後は皇居の清掃奉仕団などに配られた。