え【荏】
エゴマの古名。〈和名抄〉
えがらてんじんえんぎ【荏柄天神縁起】
絵巻物。3巻。鎌倉時代、元応元年(1319)の制作。もと鎌倉の荏柄天神社に伝来したところからこの名称がある。内容は「北野天神縁起」と同じ。
えがら‐てんじんしゃ【荏柄天神社】
神奈川県鎌倉市二階堂にある神社。祭神は菅原道真。「荏柄天神縁起」は、この社に伝来したもの。荏柄の天神。
え‐ごま【荏胡麻】
シソ科の一年草。高さ60〜90センチ。全体に白い毛があり、シソに似る。花は白色。種子をしぼって荏(え)の油をとり、またゴマの代用にもする。東南アジアの原産で、古くから栽培。
えごま‐あぶら【荏胡麻油】
⇒荏(え)の油
え‐の‐あぶら【荏の油】
エゴマの種子からとった油。アルファリノレン酸を多く含み、食用とするほか、ペンキ・ワニスなどに使用される。古くは灯用や雨傘などの塗料に用いた。荏胡麻油(えごまあぶら)。紫蘇油(しそあぶら)。えのゆ。
え‐の‐ゆ【荏の油】
⇒えのあぶら(荏の油)
えばら【荏原】
東京都品川区西部の地名。住宅地・商店街。もと東京市の区名。
じん‐ぜん【荏苒】
[ト・タル][文][形動タリ]なすことのないまま歳月が過ぎるさま。また、物事が延び延びになるさま。「—として今日に至る」「—と日を送る」「長野にある妻の里に—一週間ほど滞在して」〈長与・竹沢先生...