やまと‐ことば【大和言葉/大和詞】
1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。 2 和歌。やまとうた。やまとことのは。「その—だに、つきなくならひにければ」〈源・東屋〉 3 平安時代の、上品な言葉。雅言(...
やまのて‐ことば【山の手言葉】
東京語のうち、主として山の手方面で話される言葉。江戸の旗本・御家人の言葉の流れをくみ、明治以後主として山の手に住む知識階級が使う言語。
やま‐もみじ【山紅葉】
ムクロジ科の落葉高木。本州中部以北の山地に自生。葉は手のひら状に七〜九つに裂けていて、縁にぎざぎざがあり、秋に紅葉する。花は春に咲き、紅色。
ゆずり‐は【譲葉/交譲葉/楪】
ユズリハ科の常緑高木。本州中部以西の山林に自生。葉は長楕円形でつやがあり、裏面は白緑色で、柄は赤く、枝先に集まって互生する。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花をつけ、実はやや丸くて藍色。庭木とし栽培さ...
ゆずる‐は【譲葉】
ユズリハの古名。「あど思(も)へか阿自久麻山(あじくまやま)の—の含(ふふ)まる時に風吹かずかも」〈万・三五七二〉
ゆ‐ば【湯葉/湯波/油皮】
豆乳を煮たときに上面にできる薄黄色の皮膜をすくい取ったもの。生(なま)湯葉と干し湯葉があり、吸い物・煮物などに用いる。うば。 [補説]書名別項。→湯葉
ゆば【湯葉】
芝木好子の中編小説。昭和35年(1960)「群像」誌に発表。同年、第12回女流文学者賞受賞。自身の母方の祖母をモデルに、湯葉作りの家業を守りつつ懸命に生きる女性の半生を描く。以後「隅田川」「丸の...
よう【葉】
[名]木の葉の縁(ふち)のような、とがった切れ込み。「これは—の入りて、木にて縁をしたりければ」〈徒然・三三〉 [接尾]助数詞。 1 木の葉や紙など、薄いものを数えるのに用いる。「三—の写真...
よう【葉】
[音]ヨウ(エフ)(呉)(漢) ショウ(セフ)(呉)(漢) [訓]は [学習漢字]3年 〈ヨウ〉 1 草や木のは。「葉柄・葉緑素/荷葉・紅葉(こうよう)・子葉・枝葉・霜葉・単葉・竹葉・嫩葉(ど...
よう‐よう【陽葉】
日のよく当たる所について強光下で生長した葉。陰葉に比べて柵状組織が発達して厚く、気孔の数が多く、光合成・呼吸が大。