じょう‐はっさん【蒸発散】
土壌面からの水の蒸発と、植物からの水の発散。地上面からの大気中への水の移動をさす。
じょう‐はつ【蒸発】
[名](スル) 1 液体がその表面から気化する現象。「水分が—する」 2 人がいつの間にかその場からいなくなること。また、人が家を出て行方不明になること。「突然妻が—する」 [補説]書名別項。→蒸発
じょうはつ【蒸発】
夏樹静子の長編推理小説。副題「ある愛の終わり」。昭和47年(1972)刊行。翌年、第26回日本推理作家協会賞を受賞。
じょうはつ‐あつりょく【蒸発圧力】
冷凍機やヒートポンプを構成する蒸発器の内部で、液体状の冷媒が気化するときの圧力。→凝縮圧力
じょうはつ‐がん【蒸発岩】
水の供給が限られる湖などが干上がり、水に溶けていた物質が濃縮・析出してできる堆積岩。岩塩、石膏、塩化マグネシウムなどの塩類堆積物が知られ、化学岩に分類される。形成時の環境が乾燥気候だったことを示...
じょうはつ‐き【蒸発器】
種々の水溶液から水分を気化して除去する装置。 2 冷凍冷蔵機器・空調機器・ヒートポンプなどを構成する主要な熱交換器の一つ。外部から熱を吸収して、冷媒を気化させ、周囲を冷却する。
じょうはつ‐ぎり【蒸発霧】
⇒蒸気霧(じょうきぎり)
じょうはつ‐けい【蒸発計】
水の蒸発量を測定する気象観測用の装置。円筒容器内の水位の変化を測定して蒸発量を求める。
じょうはつ‐ざら【蒸発皿】
化学実験で、溶液を加熱濃縮または蒸発乾固させるのに用いる浅い皿。磁製のほか金属製・ガラス製・石英製などがある。
じょうはつ‐ざんりゅうがん【蒸発残留岩】
⇒蒸発岩