あぶら‐すすき【油薄】
イネ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。茎に油分があり、線状の葉が互生する。秋、穂状の花が垂れ下がる。
いと‐すすき【糸薄】
ススキの変種。葉や茎が糸のように細い。園芸用。《季 秋》
うす【薄】
[語素] 1 名詞・形容詞・動詞などの上に付く。 ㋐厚みが少ない意を表す。「—板」「—氷」 ㋑色が濃くない意を表す。「—紫」「—緑」 ㋒濃度や密度が少ない意を表す。「—味」「—化粧」「—霧」 ㋓...
うす‐うす【薄薄】
[副] 1 はっきりとではなく、いくらか意識されるさま。おぼろげに。「前から—気づいてはいた」 2 色・光・密度などが薄いさま。うっすらと。かすかに。「どこかで落葉を焚(た)いている煙が…—とあ...
お‐うす【御薄】
薄茶(うすちゃ)を丁寧にいう語。
おお‐あぶらすすき【大油薄】
イネ科の多年草。山地の日当たりのよい草地に生え、高さ1〜1.2メートル。全体に油を塗ったような光沢がある。葉は長大な線形。秋、大きな紫褐色の穂を出す。
かれ‐すすき【枯れ薄】
枯れたすすき。かれおばな。《季 冬》「うちなびき音こそなけれ—/茅舎」
かわ‐うす【皮薄】
[名・形動] 1 外皮が薄いこと。また、そのさま。 2 皮膚のきめが細かくて、滑らかなこと。また、そのさま。「姉のお花は—の二重腮(あご)かわゆらしく」〈一葉・たけくらべ〉
きのり‐うす【気乗り薄】
[名・形動] 1 あまり気が進まないこと。また、そのさま。「—なようす」 2 取引所で、売買に活気がなく不振なこと。
き‐はく【希薄/稀薄】
[名・形動] 1 液体や気体などの濃度・密度がうすいこと。また、そのさま。「酸素の—な山頂」 2 ある要素の乏しいこと。物事に向かう気持ち・意欲などの弱いこと。また、そのさま。「問題意識が—だ」