こうせい‐ぶっしつ【抗生物質】
カビや放線菌などの微生物によって作られ、他の微生物や生細胞の発育を阻害する有機物質。1941年、ペニシリンの治療効果が確認されて以来、数多くのものが発見され、医薬品などに用いられている。ストレプ...
こう‐そ【酵素】
細胞内で作られ、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをする、たんぱく質を主体とする高分子化合物。特定の反応だけに働く特異性があり、酸化還元酵素・転移酵素・加水分解酵素・脱離酵素・異性化酵素・合...
こうそ‐ざい【酵素剤】
酵素を用いた医薬品。消化をよくするジアスターゼやパンクレアチン、血栓を溶解するウロキナーゼ、炎症を緩和するリゾチームなど。
こうたい‐いやく【抗体医薬】
抗体(免疫グロブリン)が病原体や異物などの抗原を認識するしくみを利用した薬剤。抗癌剤(こうがんざい)のように正常な細胞まで破壊することがなく、副作用が少ないとされる。抗体医薬品。抗体製剤。抗体薬...
こうどいりょうひょうか‐せいど【高度医療評価制度】
薬機法の承認等を得ていない医薬品・医療機器を使用する先進的な医療技術を、一定の要件のもとで、保険診療と併用できるようにした制度。平成20年(2008)導入。承認申請に必要な科学的データ収集の迅速...
こくさい‐いっぱんめい【国際一般名】
世界保健機構(WHO)が定める、医薬品の一般名。薬剤の有効成分を示すもので、各国で使用される一般名は、できるだけこれと一致するように命名される。国際一般的名称。INN(International...
こくさいれんたい‐ぜい【国際連帯税】
国境を越える経済活動に課税し、地球規模の問題に取り組む資金に充てる、国際的な課税制度。革新的資金メカニズムの一。2005年のダボス会議で仏大統領シラクが提案。例えば、国際線の航空券に課税し、税収...
こくりつ‐いやくひんしょくひんえいせいけんきゅうしょ【国立医薬品食品衛生研究所】
厚生労働省の付属機関。国民の保健衛生に寄与することを目的とし、医薬品、食品などの生活関連物質について試験、研究を行う。国立衛生試験所を平成9年(1997)に改称したもの。東京都世田谷区にある。
こくりつ‐えいせいしけんじょ【国立衛生試験所】
国立医薬品食品衛生研究所の前身。 ⇒エヌ‐アイ‐エッチ(NIH)
コルチゾン【cortisone】
副腎皮質ホルモンの一つ。糖質コルチコイドの主なもので、糖質代謝を促進する作用がある。また、抗アレルギー・抗炎症作用もあり、リウマチ性関節炎・気管支ぜんそくなどに用いられる。コーチゾン。→コルチゾ...