のう‐かしん【膿痂疹】
細菌の感染により表皮内で化膿を起こし、水疱(すいほう)とかさぶたができた状態。虫刺されのあとにできるものや、とびひなど。
のう‐ちゅう【嚢虫】
条虫類の幼生の一型。卵から生じた6個の鉤(かぎ)をもつオンコスフェラ幼生が、中間宿主の体内で袋状に変態したもの。終結宿主に摂取されると頭節が腸壁に固着し、成体となる。
のう‐びょう【膿病】
蚕など昆虫のウイルス病の一。皮膚が乳白色または黄色になり、膿(うみ)を出して死ぬ。核多核体病。
のう‐やく【農薬】
農業用の薬剤。殺菌剤・殺虫剤・殺鼠(さっそ)剤・除草剤や、植物の生長促進剤・発芽抑制剤など。
のこぎり‐かみきり【鋸天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体は赤褐色または黒褐色で鈍い光沢があり、雄の触角は鋸状。夜行性で灯火に集まる。幼虫は杉・ヒノキなどの倒木に食い入る。
のこぎり‐くわがた【鋸鍬形】
クワガタムシ科の甲虫。体長は雄で約3〜7センチ。体は黒褐色または赤褐色で、成長した雄のあごは角状に長く伸び、内側に鋸歯(きょし)をもつ。北海道から九州にかけて、また朝鮮半島などに分布。
の‐ぶどう【野葡萄】
ブドウ科の落葉性の蔓植物(つるしょくぶつ)。山地に自生。葉は広卵形で三つから五つに裂けていて、葉と対生して巻きひげが出る。夏、緑色の小花を多数つける。実は球形で、白・紫・青色などに変わり、大部分...
のみ【蚤】
ノミ目の昆虫の総称。微小で、雌は雄より大きい。体は左右に扁平。翅(はね)をもたず、後ろ脚は発達し、よく跳躍する。口は管状で、哺乳類のほか鳥類に寄生して吸血し、伝染病を媒介するものもある。ヒトノミ...
のみ‐ばえ【蚤蠅】
双翅(そうし)目ノミバエ科の昆虫の総称。体長1〜5ミリで、後脚が太くよく飛び回る。腐敗物・食品などに発生し、動きはすばやい。
のみ‐ばった【蚤蝗】
直翅(ちょくし)目ノミバッタ科の昆虫。体長約5ミリ、黒色でつやがある。頭は大きく、触角はバッタに似る。後脚が非常に太くてよく跳ねる。砂地に穴を掘ってすみ、時に野菜を食害する。