うみ‐とさか【海鶏冠】
花虫綱ウミトサカ目の腔腸(こうちょう)動物の総称。暖海の岩礁に多い。群体は棒状・指状・きのこ状などを呈し、多肉質で軟らかく、表面は革質。柄の部分で岩礁に固着し、冠部に鮮やかなポリプが生じる。うみ...
うみ‐ひば【海檜葉】
花虫綱オオキンヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。暖海の海底に産し、ヒノキの枝のような群体をつくり、高さは1メートルを超える。各枝上に4個ずつポリプが輪生する。日本では相模湾に多い。
うみ‐へび【海蛇】
1 有鱗(ゆうりん)目コブラ科の爬虫(はちゅう)類のうち、海にすむヘビの総称。すべて有毒。全長1〜2メートル。尾は左右に扁平。卵胎生のものが多く、エラブウミヘビなど少数が卵生。南西諸島から熱帯の...
うめ‐けむし【梅毛虫】
オビカレハの幼虫。梅・桃・桜などに巣を張って群生し、食害する。天幕毛虫。
うよ‐うよ
[副](スル)小さい生き物が多数集まってうごめいているさま。うじゃうじゃ。「毛虫が—いる」「小アユが—している」
うりざね‐じょうちゅう【瓜実条虫】
条虫の一種。全体は鎖状で、体長15〜35センチ。個々の体節が瓜の種の形をしている。中間宿主は犬・猫につくノミ・シラミで、終結宿主は犬・猫、まれに人の腸内に寄生。犬条虫。
うり‐はむし【瓜金花虫/瓜葉虫】
ハムシ科の甲虫。体長7〜8ミリ。前翅(まえばね)は橙黄(とうおう)色、胸部は黒色。触れると関節から橙黄色の液を出す。成虫はウリ類などの葉を、幼虫は根を食い荒らす。うりばえ。
うるし‐え【漆絵】
1 漆で描いた絵。単色のものと彩漆絵(いろうるしえ)とがある。玉虫厨子(たまむしのずし)の絵飾りは日本最古の彩漆絵。 2 浮世絵で、簡単な彩色を施した紅絵(べにえ)の髪や帯など黒い部分に、にかわ...
うろ‐くず【鱗】
1 魚などのうろこ。いろくず。「その虫は—あり」〈体源鈔〉 2 魚。いろくず。「山野の獣(けだもの)、江河の—に至るまで」〈盛衰記・四〇〉
うろこ【鱗】
《「いろこ」の音変化》 1 動物の体を覆って保護する硬い薄片。魚類では真皮から形成されたもの、爬虫(はちゅう)類・鳥類や哺乳類の一部では表皮が角質化したもの。こけら。 2 「鱗形(うろこがた)」...