こだま‐まつり【蚕霊祭(り)】
蚕の神をまつる祭り。中部・東北地方などで、その年の養蚕の成功を祈って、2月初午(はつうま)の日に行われる。
こ‐や【蚕屋】
蚕を飼うための家や部屋。蚕室。飼い屋。《季 春》
こ‐より【蚕寄り】
蚕(かいこ)が小さいときに、蚕座の一部に集まること。蚕が健康で強いしるしとされる。
さん【蚕〔蠶〕】
[音]サン(漢) [訓]かいこ こ [学習漢字]6年 〈サン〉カイコガの幼虫。「蚕糸・蚕食/蟻蚕(ぎさん)・原蚕・養蚕」 〈かいこ〉「蚕蛾・蚕棚」 〈こ(ご)〉「毛蚕(けご)・春蚕(はるご...
さん‐か【蚕架】
蚕(かいこ)を飼育する蚕箔(さんぱく)をのせる棚。蚕棚(こだな・かいこだな)。
さん‐が【蚕蛾】
蚕(かいこ)の羽化した成虫。かいこが。《季 夏》「—はや雌雄となるをかなしめり/節子」
さん‐ぎょう【蚕業】
蚕を飼って繭をとり、糸を製する産業。養蚕と製糸の事業。蚕糸業。
さんぎょう‐しけんじょう【蚕業試験場】
養蚕に関する試験研究を行う各府県の付属機関。
さん‐けん【蚕繭】
蚕がつくる繭。また、蚕と繭。
さん‐さ【蚕渣/蚕沙】
蚕(かいこ)の糞(ふん)や脱皮殻に、桑のくず葉などの混じったもの。肥料にする。