じゃのめ‐まわし【蛇の目回し】
劇場で、同心円の大小二つの回り舞台。また、その外周の部分だけを回すこと。幕末期に考案されたが、現在の歌舞伎劇場では用いない。蛇の目。
蛇(じゃ)の目(め)を灰汁(あく)で洗(あら)・う
鋭い蛇(へび)の目をさらに灰汁で洗う。善悪を明らかにする、また、物事を明白にするたとえ。「何もかも申し上げたら、明(あか)さ暗さが—・うた様になるであらう」〈伎・幼稚子敵討〉
蛇(じゃ)は一寸(いっすん)にして人(ひと)を呑(の)む
蛇はわずか一寸ほどでも、人をのみ込もうとする気迫がある。すぐれた人は、幼いときから普通の人と違ったところがあるというたとえ。蛇は一寸にしてその気を得る。
じゃばら
ユズの近縁種。果汁が多く酸味が強い。和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)北山村の原産。
じゃ‐ばら【蛇腹】
《蛇の腹のような形状・模様の意》 1 組み立て式カメラや引き伸ばし機で、レンズと本体とをつなぐ、遮光性で折りたたみ式の伸縮自在の部分。 2 建物の軒や壁の最上部などに帯状に巡らした、刳形(くりか...
じゃばら‐いと【蛇腹糸】
縒(よ)りを強くかけた糸を2本合わせてさらに縒りをかけた糸。縫い紋の縁などに用いる。
じゃばら‐ぎり【蛇腹切り】
飾り切りの一。キュウリの表裏に斜めの細かい切れ目を入れること。また、そのように切ったもの。見た目が蛇腹のようになる。
じゃばら‐ぬい【蛇腹縫い】
⇒蛇腹伏せ
じゃばら‐ぶせ【蛇腹伏せ】
革や布の合わせ目で、伏せ組みの代わりに蛇腹糸を伏せ縫いにした縫い方。蛇腹縫い。
じゃ‐び【蛇皮】
《「じゃひ」とも》 1 蛇の表皮。 2 「蛇皮線」の略。