おお‐みずあお【大水青蛾】
ヤママユガ科のガ。翅(はね)の開張8〜11センチ、淡青緑色で、中央に一つずつ眼状紋があり、前翅の前縁は赤紫色、後ろ翅の後端は尾状に伸びている。幼虫は桜・ミズキ・リンゴなどの葉を食べる。
おび‐かれは【帯枯葉蛾】
カレハガ科のガ。全体に茶褐色で、前翅(まえばね)に、雄では2本の褐色の線、雌では褐色の幅広い1本の帯がある。卵は梅などの小枝に帯状に産み付けられて越冬する。春に孵化(ふか)し、若齢幼虫は木の枝分...
かいこ‐が【蚕蛾】
鱗翅(りんし)目カイコガ科のガ。全身白色で胴が太く、翅(はね)をもつが飛ぶことはできず、口も退化している。繭を作ってから20日余りで繭に穴をあけて出て、すぐ交尾に入り卵を産む。寿命は1週間ほど。...
かきのへたむし‐が【柿の蔕虫蛾】
マイコガ科のガ。翅(はね)の開張14ミリくらい。灰褐色の細い翅(はね)をもち、前翅の先に黄色帯がある。幼虫は柿の蔕虫といい、柿の実に食い入り、落果させる害虫。
かのこ‐が【鹿の子蛾】
鱗翅(りんし)目カノコガ科のガ。翅(はね)の開張3〜4センチ。翅は黒色の地に白紋が散在し、体に橙色の2本の帯がある。日中に樹間や草むらを弱々しく飛ぶ。幼虫の食草はスイバ・ギシギシ・タンポポなど。...
かれは‐が【枯葉蛾】
1 鱗翅(りんし)目カレハガ科のガ。翅(はね)の開張5〜6センチ。翅は茶褐色で、前翅の外縁にぎざぎざがあり、枯れ葉に似る。幼虫は桃・梅・柳などの葉を食害。 2 カレハガ科のガの総称。翅の形や色が...
が【蛾】
鱗翅(りんし)目の昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称。主に、夜間活動し、胴が太く地味な色で、触角は糸状・羽毛状・くしの歯状などをし、静止するときにチョウのように翅(はね)を立てないものをいう...
が【蛾】
[音]ガ(呉)(漢) [訓]ひむし 昆虫の名。ガの総称。「蛾眉(がび)/穀蛾・灯蛾・毒蛾・誘蛾灯」
き‐どくが【黄毒蛾】
ドクガ科の昆虫。翅(はね)は全体に黄色で茶色の斑紋(はんもん)があり、開張は3センチくらい。幼虫は黒褐色で背に橙色の線がある。幼虫・成虫とも毒毛をもち、人が触れると皮膚炎を起こす。
こうもり‐が【蝙蝠蛾】
1 コウモリガ科の昆虫。翅(はね)は褐色で、前翅には淡色の帯と黄褐色の三角形の紋がある。夏の夕方、活発に飛ぶ。幼虫はクサギ・キリなどの樹幹に食い入る。《季 夏》 2 鱗翅(りんし)目コウモリガ科...