せいよう‐みつばち【西洋蜜蜂】
膜翅(まくし)目ミツバチ科の昆虫。黄色地に黒色の縞模様がある。社会性昆虫で、木のうろや洞穴などに巣を作り集団で生息する。ヨーロッパ・アフリカ原産だが、日本を含む世界各地で養蜂(ようほう)に利用される。
たま‐ばち【癭蜂】
膜翅(まくし)目タマバチ科のハチの総称。小形で、多くは黒色か褐色。幼虫は植物に寄生し、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)をつくる。クリタマバチ・クヌギタマバチなど。ふしばち。
つち‐すがり【土棲蜂】
ジガバチ科のハチ。体長約1センチ。体は黒色の地に黄色の帯があり、腹の各節はくびれる。地中深く穴を掘り、狩った甲虫の幼虫やハナバチなどを運び入れて卵を産みつける。
つち‐ばち【土蜂】
1 膜翅(まくし)目ツチバチ科の昆虫の総称。体は大形で黒色、腹部は長く大きく、金色の毛が密生し、横縞のあるものが多い。雌は、地中に潜むコガネムシの幼虫に卵を産みつける。《季 春》 2 クロスズメ...
つまあか‐すずめばち【褄赤雀蜂】
スズメバチ科の昆虫。体色は全体が黒く、腹部の先端が赤褐色。低木や地中に巣を作り、トンボ・ミツバチ・ハエなどを捕食する。南アジアから東南アジアにかけて分布。日本では特定外来生物。
とっくり‐ばち【徳利蜂】
ドロバチ科の昆虫。中形のハチで、体は黒色に黄色の斑紋があり、腹部はとっくり状にくびれている。小枝などに泥で壺形の巣を作って産卵し、シャクトリムシなどを狩り集めて運び入れ、幼虫のえさにする。
泣(な)き面(つら)に蜂(はち)
泣いている顔をさらに蜂が刺す。不運や不幸が重なることのたとえ。
はきり‐ばち【葉切蜂】
膜翅(まくし)目ハキリバチ科の昆虫の総称。ミツバチに似るが、腹面の毛が長く、ここに花粉をつけて運ぶ。発達した大あごをはさみのように使って葉を丸く切り、巣の材料に使う。バラハキリバチなど。
はたらき‐ばち【働き蜂】
1 社会性昆虫のミツバチ・スズメバチなどで、生殖能力がなく、営巣・育児、花粉や蜜の採集などをする雌のハチ。職蜂(しょくほう)。 2 ひたすら働き続けるサラリーマンなどのたとえ。「—が支える日本経済」
はち【蜂】
1 膜翅(まくし)目のうち、アリを除く昆虫の総称。二対の膜質の翅(はね)をもち、後ろ翅は小さく、前翅の後縁にかぎで連結される。産卵管の変化した毒針をもつものもある。完全変態をする。木の枝や軒先・...