ちょう‐ちょ【蝶蝶】
《「ちょうちょう(蝶蝶)」の音変化》「蝶(ちょう)」に同じ。
ちょうちょう【蝶々】
《原題、(フランス)Papillons》シューマンのピアノ曲。全12曲。1829年から1831年にかけて作曲。小説家ジャン=パウルの未完の小説「生意気盛り」に着想を得た作品。パピヨン。
ちょう‐ちょう【蝶蝶】
1 「蝶(ちょう)」に同じ。《季 春》「—のもの食ふ音の静かさよ/虚子」 2 「蝶蝶髷(まげ)」の略。 [補説]作品名別項。→蝶々
つばめ‐しじみ【燕小灰蝶】
シジミチョウ科のチョウ。翅(はね)は瑠璃(るり)色で黒く縁どられ、後ろ翅には尾状突起がある。
つまき‐ちょう【褄黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張約5センチ、白色で、前翅の先がとがり、雄ではここが橙黄色。裏面に雲状斑がある。幼虫の食草はタネツケバナなど。九州以北に分布。
つまぐろ‐きちょう【褄黒黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。全体が黄色で前翅の外縁に黒色帯がある。
つまべに‐ちょう【褄紅蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張約10センチで白色、前翅の端に黒褐色に縁どられた橙紅色の紋がある。九州南端から南に分布。
てんぐ‐ちょう【天狗蝶】
鱗翅(りんし)目テングチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約5センチ、前翅の端はとがり、黒褐色に橙色の模様がある。下唇ひげが長く突出している。幼虫はエノキを食べる。
ディナールのちょう【ディナールの蝶】
《原題、(イタリア)Farfalla di Dinard》イタリアのエルメティズモの代表的詩人、モンターレによる散文集。1956年刊。
どうけしのちょう【道化師の蝶】
円城塔による小説。架空の小説「猫の下で読むに限る」を巡り展開される、観念的幻想小説。平成23年(2011)発表。同年、第146回芥川賞受賞。