血(ち)は争(あらそ)え◦ない
子どもが父母から気質・性向を受け継いでいることは否定しようがない。血筋は争えない。
ちはたったままねむっている【血は立ったまま眠っている】
寺山修司の戯曲。昭和35年(1960)、「文学界」誌に発表。同年、浅利慶太の演出により、劇団四季が初演。六十年安保闘争を描き、第6回新劇戯曲賞(のちの岸田国士戯曲賞)の候補作となった。
血(ち)は水(みず)よりも濃(こ)い
血筋を引いた間柄は、他人に対するより親密であることのたとえ。
ち‐ばし・る【血走る】
[動ラ五(四)] 1 眼球が充血する。多く、興奮したり熱中したりしたときなどの目にいう。「怒りで—・った目」「目を—・らせる」 2 血がほとばしり出たり、にじんだりする。「縄め—・る弱腕(よはが...
ち‐ば・む【血ばむ】
[動マ五(四)]血がにじむ。「ガーゼが—・む」
ち‐びき【血引】
ハチビキ科の海水魚の総称。ハチビキなど。
ち‐ふじょう【血不浄】
出産のけがれ。また、その忌み。
ち‐ぶみ【血文】
血で書いた文書。起請などに用いる。血書。「—に小指の爪をそへて」〈ひとりね・下〉
ち‐ぶるい【血振るい】
1 産後に血の道のため、からだがふるえる病気。 2 刀で人などを切ったあと、その血を振るい落とすこと。 3 猛獣が他の動物を食ったあと、毛についた血を振るい落とすこと。
ち‐へど【血反吐】
血のまじったへど。非常な苦難のたとえにも用いる。「—をはく思い」