かたい‐せつ【化体説】
聖餐(せいさん)に関する、ローマ‐カトリック教会の正統教義。ミサにおいて、パンとぶどう酒が、その実体においては完全にキリストの肉と血に変化するという信仰。実質変化。→ミサ
かた‐げっけい【過多月経】
経血の量が非常に多い月経。おおむね出血量が140または150ミリリットル以上のものを指し、しばしばレバーのような血の塊を伴う。月経過多。
刀(かたな)の錆(さび)
1 刀に生じる錆。また、血が錆の原因になるところから、刀で切り殺すことや切り殺されることにいう。 2 「刀汚(かたなよご)し2」に同じ。
かたほ‐え・む【片頰笑む】
[動マ五(四)]片方のほおに笑いを浮かべる。「白糸は—・みて」〈鏡花・義血侠血〉
かたま・る【固まる】
[動ラ五(四)] 1 やわらかい物や液状の物、または粒状の物が、しだいに固くなる。固形状になる。凝固する。「粘土が—・る」「血が—・る」 2 1か所に集まる。寄り合う。一団となる。「五人が—・っ...
かたやま‐がい【片山貝】
イツマデガイ科の巻き貝。水田などにみられ、貝殻は細長い円錐形で、殻高7ミリくらい。殻表は、黄褐色で光沢がある。本州・九州の一部に分布、広島県片山地方で発見された。日本住血吸虫の第1中間宿主となる...
かたやま‐びょう【片山病】
日本住血吸虫による寄生虫病。広島県片山地方で最初に知られた。
カタラーゼ【(ドイツ)Katalase】
過酸化水素を水と酸素とに分解する反応を触媒する酵素。ほとんどの生物に含まれ、動物では肝臓・腎臓・赤血球に多い。
カタル【(オランダ)catarrhe/(ドイツ)Katarrh】
粘膜の滲出(しんしゅつ)性炎症。粘液の分泌が盛んになり、上皮の剝離(はくり)、充血などもみられる。 [補説]「加答児」とも書く。
か‐だいじょうみゃく【下大静脈】
腰椎下端部で左右の下肢の静脈が合流するところに始まり、さらに腎静脈・肝静脈などから血液を受け入れ、右心房に送るまでの静脈の本幹。