ゆき‐あ・う【行(き)合う/行き逢う】
[動ワ五(ハ四)] 1 行く途中で偶然出あう。出くわす。いきあう。「駅で妹に—・った」 2 互いに出あう。交差する。重なる。「かささぎの—・はぬつまのほど寒みあかで別れし仲ぞ悲しき」〈曽丹集〉...
ゆき‐あた・る【行(き)当(た)る】
[動ラ五(四)] 1 進んでいって、ものにぶつかる。いきあたる。「まっすぐ行くと郵便局に—・る」 2 むずかしい事態に直面する。また、対処する方法がなく窮する。行きづまる。いきあたる。「困難に—・る」
ゆき‐か・う【行(き)交う/往き交う】
[動ワ五(ハ四)] 1 行き来をする。往来する。いきかう。「車が—・う」 2 訪問しあう。交際する。「互いに—・った仲」 3 あるものが去って他のものが代わって来る。「楽しび悲しび—・ふとも」〈...
ゆき‐かた【行(き)方】
1 ある場所に行く方法・道順。いきかた。「電車での—を教える」 2 物事を進める方法。やり方。いきかた。「堅実な—」
ゆき‐か・つ【行きかつ】
[動タ下二]行くことができる。「橘の美袁利(みをり)の里に父を置きて道の長道(ながち)は—・てぬかも」〈万・四三四一〉
ゆき‐がかり【行(き)掛(か)り】
1 物事との関係のぐあいで、すでに手を引くことができない状態にあること。なりゆき。いきがかり。「—上引き受ける」 2 物事の今に至る事情。いきがかり。「今までの—を捨てる」 3 行く途中。行きが...
ゆき‐がけ【行(き)掛け】
どこかへ行くついで。また、行く途中。いきがけ。「—にちょっと立ち寄る」⇔来掛け。
行(ゆ)き掛(が)けの駄賃(だちん)
馬子(まご)が問屋に荷物を取りに行く途中に、他の荷物を運んで得る駄賃。転じて、事のついでに他の事をすること。いきがけの駄賃。
ゆき‐き【行(き)来/往き来】
[名](スル) 1 行くことと来ること。また、行ったり来たりすること。往来。いきき。「車が—する道」 2 親しくつきあうこと。交際。いきき。「親の代から—している家」
ゆき‐くら・す【行き暮らす】
[動サ四]《「ゆきぐらす」とも》日の暮れるまで行く。「越の海の信濃(しなぬ)の浜を—・し長き春日(はるひ)も忘れて思へや」〈万・四〇二〇〉