ゆき‐づま・る【行(き)詰(ま)る】
[動ラ五(四)] 1 行く手がさえぎられて先へ行けなくなる。行きどまりとなる。いきづまる。「突き当たりで道が—・る」 2 物事がうまく先へ進まなくなる。いきづまる。「経営が—・る」
ゆき‐とぶら・う【行き訪ふ】
[動ハ四]おとずれる。見舞いに行く。「心ざし深かりける人、—・ひけるを」〈伊勢・四〉
ゆき‐どころ【行(き)所】
行くべき所。特に、行って身を落ち着ける所。また、行った先。行き先。いきどころ。「—がなくなる」「誰も—を知らない」
ゆき‐どまり【行(き)止(ま)り】
道などで、行く手がふさがっていて、それ以上行けないこと。また、その場所。いきどまり。「この先は—です」
ゆき‐はばか・る【行き憚る】
[動ラ四]行くのを遠慮する。行きかねる。「み吉野の高城(たかき)の山に白雲は—・りてたなびけり見ゆ」〈万・三五三〉
ゆき‐ば【行(き)場】
行くべき場所。いきば。「自分の—がどこにもない」「—のない怒り」
ゆき‐ふ・る【行き触る】
[動ラ下二]途中で行き会う。行きずりに接触する。「草枕旅行く人も—・ればにほひぬべくも咲ける萩かも」〈万・一五三二〉 [補説]引用例を四段活用とみて、「行きふらば」とよむこともある。
ゆき‐まよ・う【行(き)迷う】
[動ワ五(ハ四)]行く道に迷う。「日暮れの山中で—・う」
ゆき‐みち【行(き)道/行き路】
1 行くときの道。行きの道。往路。 2 行くべき道。ゆくての道。 3 費やしたものの行く先。使い道。「宝の行方知れてはあれど金子(きんす)の—」〈人・梅児誉美・四〉
ゆき‐むか・う【行き向かふ】
[動ハ四] 1 年月が経過しては、またやってくる。次々と過ぎてまたやってくる。「—・ふ年の緒長く仕へ来し」〈万・三三二四〉 2 出かけて行く。出向く。「かの粟田口の宮に—・ひて」〈今昔・三一・一...