かか【嚊/嬶/母】
1 (嚊・嬶)庶民階層で、妻をいう語。かかあ。「無うなれば—が貰いに行く」〈露伴・椀久物語〉 2 (母)母親を親しんで呼ぶ語。母親が、子供に向かって自分のことを言う場合にも用いる。おかあさん。お...
踵(かかと)を踏(ふ)・む
前の人のすぐ後について行く。「山嵐の—・んであとからすぐ現場へ馳(か)けつけた」〈漱石・坊っちゃん〉
か‐き【嫁期】
嫁に行くのに適した年ごろ。婚期。
かき‐さら・う【掻き攫う】
[動ワ五(ハ四)]急に横から奪い取る。かっさらう。「有がとうございますと—・って行くうしろ姿」〈一葉・にごりえ〉
かぎり‐の‐たび【限りの旅】
《命には限度があり、どうしても行かなくてはならない旅の意から》死んであの世へ行くこと。死出の旅。「はかなき御悩みと見ゆれど、—にもおはしますらむ」〈源・椎本〉
かく【格】
1 地位。身分。また、等級。「—が上がる」「—が違う」「グループのリーダー—」 2 物事の仕方。流儀。「その—で行くと川へ落ちれば必ず死ぬ事になる」〈漱石・吾輩は猫である〉 3 決まり。規則。法...
かくし‐いしょう【隠し衣装】
1 表は質素に、裏はぜいたくに仕立てた衣装。江戸時代、天和3年(1683)の衣装法度が出てからの風(ふう)で、隠し紋・隠し裏などがある。 2 遊里に行くときなどに、よそに預けておいて途中で着替え...
かくり‐よ【隠り世】
死者が行く世。あの世。「墓地は現(うつつ)の露の原、また、—の苔の土」〈白秋・墓地〉
かけ‐あい【掛(け)合い/懸(け)合い】
1 互いに掛けること。「技の—」「水の—」 2 要求などについて先方と話し合うこと。交渉。談判。「地主に—に行く」 3 一つの事を二人以上が交互にすること。また、その演芸。掛け合い話、掛け合い万...
かけ‐あし【駆(け)足/駈け足】
1 やや速めに走ること。「—で行く」 2 物事を大急ぎでするさま。「ヨーロッパを—で見て回る」 3 (「駈歩」「駆歩」と書く)馬術で、馬を速く走らせること。また、その走り方。速度は普通、1分間3...