きょう‐うちまいり【京内参り】
京都へ見物などに行くこと。都見物。「先づ先づ—を仕らんとて、三条大橋うち渡りて」〈仮・竹斎・上〉
きょう‐えつ【恐悦/恭悦】
[名](スル) 1 相手の好意などを、もったいなく思って喜ぶこと。多く、感謝の意を表すときに用いる語。「—至極に存じます」 2 非常に喜ぶこと。「唐人船も行くえ知れずになって、まずまず—だ」〈藤...
きょう‐くだり【京下り】
京都から地方へ行くこと。下向(げこう)。「当国中の—の輩」〈吾妻鏡・一〉
きょう‐のぼり【京上り】
地方から京都へ行くこと。上洛(じょうらく)。「任果てて上りけるに、送りに—すとて」〈今昔・二六・一六〉
きょく‐ほ【極浦】
遠くまで続く海岸。また、はるか遠方にある海岸。「—の波を分け、潮(しほ)にひかれて行く舟は」〈平家・七〉
きょっ‐こう【曲行】
1 曲がりくねって行くこと。 2 まちがった行為。不正な行為。
きり‐もの【切り者】
「切り人(びと)」に同じ。「時の—なれば、うれしと思ひて相具して行く」〈十訓抄・四〉
きわ・る【極る】
[動ラ四]尽きる。果てる。「年—・る身の行くへこそ悲しけれあらばあふよの春をやは待つ」〈明日香井集〉
きんさつ【金札】
謡曲。脇能・五番目物。喜多以外の各流。観阿弥作。桓武天皇の勅使が神社創建のため伏見へ行くと天から金札が降り、天津太玉神(あまつふとだまのしん)が現れて、悪魔を祓(はら)い御代を祝福する舞を舞う。
きん‐みつ【緊密】
[名・形動](スル) 1 物と物とがすきまなくくっつくこと。物事の関係が密接なこと。また、そのさま。「—な連絡をとる」「更に—して行く車に車夫達の姿は見えなくなり」〈横光・上海〉 2 非常に厳し...