さん‐でん【参殿】
[名](スル) 1 御殿に参上すること。 2 他人を敬って、その人の家に行くことをいう語。参堂。「近日中に—いたします」
財宝(ざいほう)は地獄(じごく)の家苞(いえづと)
財宝はいくら多くためても、地獄に行くときのみやげになるにすぎない。
ざく‐ざく
[副] 1 砂利・小石などを踏み歩くときに出る音を表す語。「—(と)砂利を踏みながら行く」 2 野菜などを、力強く切り刻むときに出る音を表す語。「キャベツを—(と)切る」 3 金貨などがたくさ...
ざざ‐めか・す
[動サ四] 1 ざわつかせる。ざわざわと音を立てる。「三枚皮威(をどし)の大荒目の鎧(よろひ)、草摺長(くさずりなが)に—・し」〈盛衰記・二〉 2 飾りたてる。「歩行(かち)で行くかたへも大駕籠...
しあん‐ばし【思案橋】
歴史上の人物などが渡ろうか渡るまいか、思案したと伝えられる橋。また、そこで、遊郭へ行こうか行くまいかと思案したという橋。本来は橋占(はしうら)の行われた場所といわれる。
しお‐じ【潮路】
1 海流の流れる道。しおみち。 2 海上の道。海路。船路(ふなじ)。「八重の—を行く」
しおつち‐の‐おじ【塩土老翁】
日本神話の神。山幸彦が兄の海幸彦から借りた釣り針を返せず困っていたときに、海神の宮へ行く道を教え、日向(ひむか)にあった神武天皇には東方に美しい地(くに)があることを教えた神。塩椎の神。
しおならぬ‐うみ【潮ならぬ海】
[連語]淡水湖。特に琵琶湖をいう。「—にこがれ行く、身を浮舟の浮き沈み」〈太平記・二〉
しお‐ぶね【潮舟/汐舟】
海を行く舟。「久慈川は幸(さけ)くあり待て—にま梶(かぢ)しじ貫(ぬ)き我(わ)は帰り来む」〈万・四三六八〉
しお・る【撓る/萎る】
[動ラ四] 1 しなわせる。たわめる。「秋風は軒場の松を—・る夜に月は雲居をのどかにぞ行く」〈玉葉・秋下〉 2 しみじみとした感じを出す。また、能で、泣く動作をする。「調子の真中を三重に—・り...