あど‐も・う【率ふ】
[動ハ四]かけ声をかけて引き連れる。連れて行く。「もののふの八十伴(やそとも)の男(を)を召し集へ—・ひ給ひ」〈万・四七八〉
あの‐よ【彼の世】
死んでから行くという世界。冥途(めいど)。来世。⇔此(こ)の世。
あま‐じ【天路/天道】
1 天上にあるという道。また、天へ昇って行く道。「夕星(ゆふつづ)も通ふ—をいつまでか仰ぎて待たむ月人をとこ」〈万・二〇一〇〉 2 仏教でいう六道の一。天上にあるとされる世界。天上界。また、天上...
あま・す【余す】
[動サ五(四)] 1 余分なものとして残す。余らせる。「料理が多すぎて—・してしまった」 2 限度に達するまでの余地を残す。「今年も—・すところあと三日」 3 (主に受身の形で用いる)持て余す。...
あめ‐の‐ひ【天の火】
天から降る神秘的な火。「君が行く道の長手を繰り畳ね焼きほろぼさむ—もがも」〈万・三七二四〉
あゆ・む【歩む】
[動マ五(四)] 1 足を交互に動かして前に行く。歩を運ぶ。歩く。「野道を—・む」 2 月日を経る。人生を送る。「いばらの道を—・む」 3 物事が進行する。進展する。「破局に向かって—・む」 4...
あらた【新た】
[形動][文][ナリ] 1 新しいさま。今までなかったさま。「—な局面を迎える」「—な感動を呼ぶ」「—な力がわく」「冬過ぎて春の来(きた)れば年月(としつき)は—なれども人は古(ふ)り行く」〈万...
蟻(あり)の熊野(くまの)参(まい)り
多くの人がぞろぞろ列を作って行くことを、参詣人を引き合いに出したたとえ。
あるき【歩き】
1 歩いて行くこと。徒歩。「駅前まで—だと二〇分かかる」 2 江戸時代、庄屋などの雑用や使い走りに使われた者。小使い。「村中をかけ廻る—がにょっと門口から」〈浄・盛衰記〉
あれ‐に
[代]《代名詞「あれ」+格助詞「に」から》二人称の人代名詞。あなた。敬意はあまり高くない。「なかなか、—はどちへ行くぞ」〈虎明狂・靫猿〉