ぬし【主】
[名] 1 その社会・集団などを支配・統率する人。あるじ。「一国の—」「世帯—」 2 所有者。持ち主。「地—」 3 動作・行為の主体。また、ある事柄の主人公。「声の—」「うわさの—」 4 山や...
ね‐かた【根方】
《「ねがた」とも》 1 木の根もと。根のあたり。「松の—にたたずむ」 2 ものの下の方。下部。「行く道の岸の—に」〈為忠集・詞書〉
鼠(ねずみ)が塩(しお)を引(ひ)く
《ネズミが塩を引いて行くのは少量ずつだが、度重なっていつの間にか多量になるところから》小事が積もり積もって大事になることのたとえ。また、少しずつ減っていったあげくに、すっかりなくなってしまうこと...
ね‐つけ【根付】
1 印籠(いんろう)・巾着(きんちゃく)・タバコ入れなどを腰に下げるとき、帯にはさむひもの先端につけてすべりどめとした小形の細工物。材は木・象牙・角・金属などで、人物・動物・器物などが彫刻してあ...
ね‐どころ【寝所】
1 寝る場所。「今夜の—を定める」 2 ねぐら。巣。「烏の—へ行くとて」〈枕・一〉
ね‐の‐くに【根の国】
死者の霊が行くとされた地下の世界。黄泉(よみ)。根の堅洲(かたす)国。「今、詔(みことのり)を奉りて—に就(まか)りなむとす」〈神代紀・上〉
ねり‐あし【練(り)足/邌り足】
社寺の祭祀(さいし)、宮廷の儀式などで、行列をつくって練って行く足つき。ゆっくりした歩き方。
ねり‐ゆ・く【練(り)行く/邌り行く】
[動カ五(四)]静かに歩いて行く。また、行列を整えて行く。「祭りの行列が—・く」
の・す【伸す】
[動サ五(四)] 1 ㋐伸びる。伸びひろがる。「枝葉が四方へ—・す」 ㋑他をおさえて地位などがあがる。勢力などが発展する。「急速に—・してきた企業」 ㋒さらに遠くまで行く。足を伸ばす。「新潟へ行...
のち‐の‐こと【後の事】
1 行く末のこと。また、死後のこと。 2 葬式や法要などの、死者をとむらう作法。のちのわざ。「命尽きぬと聞こし召すとも、—思し営むな」〈源・松風〉 3 後産(あとざん)。のちのもの。「程なく生ま...