ま‐くだり【真下り】
1 京都で、御所の反対方向である南へまっすぐに行くこと。「馬の息のあらん限りと、東の河原を—に」〈保元・中〉 2 高い所からまっすぐに下ること。「長刀(なぎなた)うちふり、—に喚(をめ)いてかか...
まくり‐で【捲り手】
腕まくり。袖まくり。「袖ふれば露こぼれけり秋の野は—にてぞ行くべかりける」〈後拾遺・秋上〉
ま‐こ【真子】
1 魚類の腹にある卵。白子(しらこ)に対していう。 2 妻子を親しみ、いつくしんでいう語。「大君の命(みこと)かしこみ愛(うつく)しけ—が手離(はな)り島伝ひ行く」〈万・四四一四〉
まし
[助動][(ませ)ましか|○|まし|まし|ましか|○]動詞・助動詞の未然形に付く。 1 反実仮想を表す。 ㋐多く上に「ませば」「ましかば」「せば」などを伴って、事実に反する状態を仮定し、それに基...
ま・す【在す/坐す】
[動サ四] 1 「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「大君は千歳に—・さむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや」〈万・二四三〉 2 「行く」「来(く)る」の意の尊敬語。いらっし...
マタヌスカ‐ひょうが【マタヌスカ氷河】
《Matanuska Glacier》米国アラスカ州南部の氷河。アンカレジの北東約130キロメートル、チュガチ山地北斜面のマタヌスカ川源流部に位置する。自動車で行くことが可能な同国最大規模の氷河...
的(まと)が立(た)・つ
罰(ばち)が当たる。「この罰(ばち)たった一つでも、行く先に—・つ」〈浄・天の網島〉
まない‐の‐たき【真名井の滝】
宮崎県の高千穂峡にある滝。落差約17メートル。観光名所になっており、ボートで近くまで行くことができる。
まな‐ご【真砂】
こまかい砂。まさご。「八百日(やほか)行く浜の—も我(あ)が恋にあにまさらじか沖つ島守」〈万・五九六〉
ま‐はり【真榛】
榛(はり)の美称。「住吉(すみのえ)の遠里小野の—もち摺(す)れる衣の盛り過ぎ行く」〈万・一一五六〉