い‐な・く【嘶く/嘽く】
[動カ四]《「い」は馬の鳴き声》馬が声高く鳴く。いななく。「衣手葦毛(あしげ)の馬の—・く声心あれかも常ゆ異(け)に鳴く」〈万・三三二八〉
いな‐と‐よ【否とよ】
[感]《「と」は格助詞、「よ」は感動の意を表す間投助詞》他人の言葉を否定し、自分の気持ちなどを述べようとするときに用いる語。いやそうではないよ。いやとよ。「しら魚といふこそよからめといへば…、—...
い‐のう【衣嚢】
衣服に縫いつけた物入れ。かくし。ポケット。
いのこずち【牛膝】
ヒユ科の多年草。草地などに生え、高さ約90センチ。対生する枝を出し、節が太い。葉は楕円形。夏から秋、緑色の小花を穂状につける。実にはとげがあり、衣服や動物の体について散らばる。乾燥した根を漢方で...
い‐はつ【衣鉢】
1 僧侶が身にまとう三衣(さんえ)(3種の袈裟(けさ))と一つの鉢。えはつ。えはち。 2 禅宗で、法を伝える証拠として授ける袈裟と鉢。また、禅僧が師と仰ぐ僧から伝えられる奥義。えはつ。えはち。 ...
え‐はつ【衣鉢】
⇒いはつ(衣鉢)
衣鉢(いはつ)を継(つ)・ぐ
宗教・学問・芸術などの各流派で、弟子が師から奥義を授けられる。また、先人の業績を受け継ぐ。→衣鉢3
い‐ふく【衣服】
からだにまとうもの。着物。衣装。
い‐ほう【位袍】
官位によって定められた色の袍。養老の衣服令によると、一位は深紫、二位・三位は浅紫、四位は深緋、五位は浅緋、六位は深緑、七位は浅緑、八位は深縹(ふかはなだ)、初位は浅縹。平安後期に、四位以上は黒、...
いほ‐かく【衣鉢閣】
禅宗で、開山または歴代名僧の遺品・衣鉢などを納めてある蔵。えはつかく。