うちき‐すがた【袿姿】
袿だけのくつろいだ姿。男性は直衣・狩衣などを、女性は裳(も)・唐衣などを省いた略装。
うち‐ぎぬ【打衣】
1 《砧(きぬた)で打って光沢を出した衣の意》袿(うちき)の一種。表着(うわぎ)の下、重ねの袿の上に着用。貴族の女性が正装のとき着用したが、のちには男子も用いた。地質は平絹または綾、色は紅が多い...
うち‐しお・れる【打ち萎れる】
[動ラ下一][文]うちしを・る[ラ下二] 1 草木が生気なくしぼんだ状態になる。「炎天続きで庭の草花が—・れる」 2 気力がくじける。しょげかえる。「伴侶を失い見る影もなく—・れる」 3 衣服が...
うち‐す・ぎる【打(ち)過ぎる】
[動ガ上一][文]うちす・ぐ[ガ上二] 1 打つ程度が過ぎる。「強く—・ぎて太鼓が破れる」 2 日数や時間が経過する。「日ごろは無音(ぶいん)に—・ぎ」 3 ある場所を通り過ぎる。「藤波の—・ぎ...
うちたえ‐て【打ち絶えて】
[副](あとに打消しの語を伴って)全く。一向に。「—御湯などをだに御覧じいるることなくて」〈増鏡・藤衣〉
うち‐だし【打(ち)出し】
1 《「打ち出し太鼓」から》芝居・相撲で、一日の興行の終わり。また、その合図。はね。 2 金属板の裏面から模様や浮き彫りを打ち出す金工技法。鎚鍱(ついちょう)。 3 「出衣(いだしぎぬ)2」に同...
うち‐で【打(ち)出】
1 打ち出すこと。作り出されたもの。 2 「打ち出(い)での衣(きぬ)」に同じ。「藤壺の上の御局(みつぼね)に、つぶとえもいはぬ—どもわざとなくこぼれ出でて」〈大鏡・師輔〉
うち‐ばん【打(ち)盤】
1 能楽の囃子方(はやしかた)が鼓などのけいこをするとき、張り扇で打ち鳴らす板。 2 洗濯した衣類を棒でたたいて柔らかくするのに使う木製の台。
うち‐ポケット【内ポケット】
上着やコートなどの衣類の内側についているポケット。内かくし。
うち‐まか・す【打(ち)任す】
[動サ五(四)]すっかり任せる。任せきる。「何もかも—・して倚(よ)りすがりたい憧れ」〈有島・星座〉
[動サ下二] 1
に同じ。「衣紋を直すも、褄を揃うるも、皆他(ひと)の手に—・せつ」〈...