くどく‐え【功徳衣】
仏語。安居(あんご)が終わったのち5か月間、僧に着用が許される衣。迦絺那衣(かちなえ)。
く‐に【垢膩】
あかとあぶら。「後に負へる袋には、—の垢付ける衣あり」〈謡・卒都婆小町〉
クヌム‐しんでん【クヌム神殿】
《Temple of Khnum》 エジプト、ナイル川中流西岸の町エスナにある神殿。プトレマイオス朝時代から古代ローマ時代にかけて建造。牡羊の頭をもつ古代エジプトの創造神クヌムを祭る。19世紀...
くぬえ‐こう【薫衣香】
⇒くのえこう(薫衣香)
くのえ‐こう【薫衣香/薫香】
衣服にたきしめるための薫物(たきもの)。沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)・丁字香(ちょうじこう)・麝香(じゃこう)などを練り合わせたもの。くぬえこう。くえんこう。《季 夏》「松風にさめて行く...
くび【首/頸】
1 脊椎動物の頭と胴をつないでいる部分。頸部(けいぶ)。 2 1の上の部分全体。あたま。かしら。こうべ。「—をかしげる」 3 1に似た形。また、それに該当する部分。「びんの—」 4 衣服の1にあ...
くび‐かみ【首上/頸上/頸紙】
袍(ほう)・狩衣(かりぎぬ)・水干などの盤領(まるえり)の首の周りに沿って取り付けた部分。上前(うわまえ)の端に結び玉を作った紐(ひも)をつけ、下前につけた羂(わな)にかけるのを例とする。
くび‐ぬき【首抜き】
首から襟(えり)の前後にかけて大きな模様や紋を染め抜くこと。「はでな—の浴衣(ゆかた)」
くまがい‐そう【熊谷草】
ラン科の多年草。丘陵地の樹下に生え、高さ約30センチ。まっすぐ伸びた茎の上部に扇形の葉が2枚つく。晩春、大きな淡紅色の花を1個つける。名は、袋状をした花びらを熊谷直実の背負った母衣(ほろ)にたと...
くめ‐の‐せんにん【久米仙人】
伝説上の仙人。大和国の竜門寺にこもり空中飛行の術を体得したが、吉野川で衣を洗う女の白い脛(はぎ)に目がくらんで墜落。その女を妻として世俗に帰った。のち、遷都の際、木材の空中運搬に成功して天皇から...