うた‐うたい【歌歌い/歌唄い/歌謡い】
1 歌をうたうのを職業とする人。歌手。 2 歌舞伎で、長唄をうたう人。特に、立唄(たてうた)と脇唄(わきうた)以外のうたい手。 3 謡(うたい)を専門にうたう人。「若い—が、…高砂を謳出した」〈...
うたせ‐あみ【打た瀬網】
引き網の一。漁船の船首と船尾から出した長い桁(けた)に網の引き綱を結びつけて、風力・潮力・人力を利用して引き回す袋状の網。底生の魚介類を捕る。
うた‐ぶくろ【歌袋】
1 和歌の原稿を入れておく袋。檀紙(だんし)・錦などで作り、水引を口ひもとして、柱に掛けておく。 2 ⇒鳴嚢(めいのう) [補説]書名別項。→歌袋
うち‐かわ・す【打(ち)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 互いにやり取りする。「別離の言葉が—・される」〈花袋・春潮〉 2 互いに重ねる。互いに交える。「しら浪に羽—・し浜千鳥かなしきものは夜の一声」〈新古今・冬〉
うち‐がい【打ち飼ひ】
1 狩りのとき、犬や鷹(たか)に与える餌(え)。うちがえ。「あな恐ろし。鬼の—になりたりつる」〈古活字本保元・上〉 2 「打ち飼い袋2」の略。「—の底に入れておいた梅干を」〈雑兵物語・上〉
うちがい‐ぶくろ【打ち飼ひ袋】
1 打ち飼い1を入れる筒状の底のない長袋。うちがえぶくろ。「いでいで犬をつけんとて、腰に下げたる—を」〈虎明狂・餌差〉 2 昔、旅人などが、食糧や金銭その他貴重品を入れて腰に巻きつけた袋。うちが...
うち‐ふ・す【打(ち)伏す/打ち臥す】
[動サ五(四)] 1 顔を物の上に伏せる。「芳子は机の上に—・して居る」〈花袋・蒲団〉 2 からだを横にする。床に寝る。「—・したところでほんの風邪とか腹下しとかで二三日すれば大概癒った」〈虚子...
うつぼ‐かずら【靫葛】
ウツボカズラ科の食虫植物。蔓性(つるせい)の多年草。葉は長さ10〜15センチで、裏面に褐色の毛があり、先が円筒形の袋となっていて虫を捕らえる。雌雄異株。枝の先に黒紫色の花を総状に密生する。同科に...
うで‐ぶくろ【腕袋】
毛糸などで袋状に編んで、保温のために腕にはめるもの。うでぬき。
うね‐ざし【畝刺(し)】
布を重ね、補強のために太い糸で畑の畝のように平行に幾筋も縫いつづること。また、そのもの。多く足袋に用いる。