げんろく‐こそで【元禄小袖】
元禄時代を中心に流行した、絞りと刺繍(ししゅう)で模様を表した丸袖の小袖。また、それを模して明治末期に流行したもの。花見小袖。
げんろく‐そで【元禄袖】
着物の袖型の名称。元禄小袖の丸袖を取り入れ、袖丈が短くてたもとの丸みの大きい袖。また、その袖のついた、女物の普段着や子供用の着物など。
こ‐そで【小袖】
1 現在の和服のもととなった、袖口の小さく縫いつまっている衣服。平安末期ごろは貴族が装束の下に着る白絹の下着であったが、鎌倉時代になると一般に袖に丸みをつけて数枚を重ね着しはじめ、しだいに上着の...
こて‐そで【籠手袖/小手袖】
1 当世具足の袖の一。籠手の、肩からひじにかけて取り付けた袖。毘沙門(びしゃもん)籠手。 2 武具の籠手の袋のように、袖口を細く先すぼみに仕立てた袖。
こんりょう‐の‐そで【袞竜の袖】
1 天子の衣の袖。 2 天子の威徳のたとえ。
しじゅう‐ふりそで【四十振袖】
女性が40歳ごろになっても、まだ振袖を着ること。女性が若づくりをすること。また、その女性。→四十島田(しまだ)
しちぶ‐そで【七分袖】
洋服で、長袖の7分めほどの長さの袖。スリークオータースリーブ。
しゅう【袖】
[常用漢字] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]そで 〈シュウ〉そで。「袖珍/鎧袖(がいしゅう)・長袖・領袖」 〈そで〉「袖裏・袖口/角袖(かくそで)・片袖・小袖・筒袖・長袖・半袖」
しょうがつ‐こそで【正月小袖】
正月の晴れ着として着る小袖。《季 新年》「老いてだに嬉し—かな/信徳」
しろ‐こそで【白小袖】
白無地の小袖。しろむく。