パンタロン【(フランス)pantalon】
長ズボン。特に、裾の広いものをいう。
ひき‐お・る【引き折る】
[動ラ四] 1 たわむほど強く引く。「夕潮に楫(かぢ)—・り」〈万・四三三一〉 2 折って二重にする。裾などを折って上げる。はしょる。「衣一つばかりを—・りて」〈今昔・二九・二八〉
ひき‐かえし【引(き)返し】
1 もとへ戻ること。 2 女性の和服の仕立てで、表と同じ布地を裾回しに用いること。また、その仕立て。ひっかえし。 3 《「引き返し幕」の略》歌舞伎で、一連の場面なのに、道具などの都合で続けられな...
ひき‐ずり【引き摺り】
1 《着物の裾を長く引きずるように着るところから》しゃれて着飾ってばかりいて働かない女を、あざけっていう語。引き摺り女。おひきずり。 2 「引き摺り下駄」の略。 3 「引き摺り餅」の略。
ひき‐ず・る【引き摺る】
[動ラ五(四)] 1 地面などをすって引いて行く。「下駄を—・って歩く」 2 長い物を垂らして地面などに触れさせる。「裾を—・る」 3 無理に連れて行く。「交番に—・って行く」 4 故意に長引か...
ひき‐そば・む【引き側む】
[動マ四]手元に引き寄せて、見られないように隠す。「御後見(うしろみ)どもの、—・みつつ持て参る御文どもを」〈源・藤袴〉 [動マ下二]に同じ。「几帳を簾のつまより少し押し出でて、裾を—・め...
ひき‐はこ・ゆ【引きはこゆ】
[動ヤ下二]衣服の裾をたくし上げ、腰揚げをゆったりさせる。「—・えたる男児(をのこご)」〈枕・一四四〉 [補説]用例は能因本では「ひきはこへ」と、ハ行に活用している。
ひき‐ばかま【引き袴】
丈が足より長く、裾を後ろに長く引いて着用する袴。
ひし‐ぬい【菱縫】
1 兜(かぶと)の錏(しころ)、鎧(よろい)の袖・草摺(くさずり)などの裾板に、赤革のひもや赤糸の組ひもでX形に綴じた飾り。ひしとじ。 2 「菱縫の板」の略。
ひず・つ【泥打つ】
[動タ四]泥でよごれる。「朝露に裳の裾—・ち夕霧に衣手濡れて」〈万・三六九一〉