あへん【阿片/鴉片】
《(英)opiumの中国の音訳から》 1 ケシの未熟な果実からとれる乳液を乾燥させた茶褐色の粉末。モルヒネを多量に含み、代表的麻薬の一種。鎮痛・催眠作用がある。常用すると中毒となり廃人同様となる...
あべ‐まき【あべ槙】
ブナ科の落葉高木。山陽地方の山地に多く、樹皮に厚いコルク層が発達する。葉はクヌギに似るが、裏面は灰白色。雌雄異株で、5月ごろ、黄褐色の尾状の雄花、多数の苞(ほう)をもつ雌花をつける。果実はどんぐ...
あ‐ま【亜麻】
アマ科の一年草。高さ約1メートル。葉は小さく、線形で互生する。夏、青紫色または白色の5弁花を開く。果実は丸く、中に長楕円形で平たい黄褐色の種子がある。種子から亜麻仁油(あまにゆ)を絞り、茎から繊...
あま‐がえる【雨蛙】
1 アマガエル科の両生類。体長3〜4センチ。体色は黄緑・灰褐色など周囲に応じて変化する。指には吸盤が発達。草原・林にすみ、湿度に敏感で雄は夕立前によく鳴く。あまごいむし。あまごいびき。あまびき。...
あまくさ‐しだ【天草羊歯】
イノモトソウ科の常緑、多年生のシダ。千葉県以西の暖地の山中に自生。葉は根茎から束になって生え、柄は細く赤褐色でつやがある。
あま‐つばめ【雨燕】
1 アマツバメ目アマツバメ科の鳥の総称。ツバメに似るが、大形で、翼が著しく長く、体が細長い。全体に黒褐色で、腰が白い。アマツバメ・ハリオアマツバメ・アナツバメなど。主に暖帯から熱帯にかけて分布。...
あまみ‐の‐くろうさぎ【奄美の黒兎】
ウサギの一種。ウサギ科の中では最も原始的な種類。体長約45センチ。耳は小さく、毛色は黒褐色。穴居性で夜間活動する。奄美大島と徳之島の特産で、特別天然記念物。
あみがさ‐たけ【編笠茸】
アミガサタケ科のキノコ。春、雑木林に生える。傘は褐色で、全面に網目状のくぼみがあり、柄は太くて中空。フランスでは食用にする。モリーユ。
あみじ‐ぐさ【網地草】
アミジグサ科の褐藻。海岸の岩などに付着し、長さ5〜30センチ。扁平で多数の枝に分かれ、表面は黄褐色で、網目模様がある。
あみ‐たけ【網茸】
ヌメリイグチ科のキノコ。夏から秋、松林に群生。高さ4〜6センチ。傘は赤褐色ないし黄褐色で、裏には浅い大小ふぞろいの穴が多数あって網目のように見える。食用。