ちくりんしちけんず【竹林七賢図】
京都の建仁寺方丈(国指定重要文化財)を飾っていた障壁画の一。安土桃山時代の画家、海北友松の水墨画。室中の間を飾る16面の襖絵(ふすまえ)。中国三国時代の「竹林の七賢」を描く。ふっくらと風をはらん...
ちゅう‐じきい【中敷居】
上下二段になっている押し入れの中央にある敷居。上下別々に襖(ふすま)などを立てるときに取り付ける。なかじきい。
ついたて‐しょうじ【衝立障子】
襖(ふすま)障子や板障子に台をつけて、持ち運びしやすくしたもの。平安時代から殿舎内の仮仕切りに用い、のちには玄関・座敷などに立てた。ついたてそうじ。
ていかん‐の‐ま【帝鑑の間】
江戸城中の大名詰め所の一。譜代またはそれに準じる大名が詰めた。襖(ふすま)に帝王の手本となる中国の聖帝の絵が書かれているところからの称。
てりは‐きょうげん【照葉狂言】
《「てには俄狂言」の音変化とも、照葉という女性が創始したからともいう》江戸末期から明治中期まで行われた寄席演芸。能や狂言に歌舞伎や俄(にわか)を交え、手踊り・俗謡などを取り入れたもの。女役者だけ...
と‐ぶすま【戸襖】
板戸に襖紙を張った建具。
なか‐しょうじ【中障子】
部屋を仕切る襖(ふすま)障子や衝立(ついたて)障子。なかそうじ。「—のもとに、宰相の君を召し出でて」〈浜松・二〉
なが‐ばかま【長袴】
裾が長く、後ろに引きずる袴。近世、直垂(ひたたれ)・大紋(だいもん)・素襖(すおう)・長上下(なががみしも)などの礼服に着用した。⇔半袴。
なごや‐じょう【名古屋城】
名古屋市中区にある城。慶長15年(1610)徳川家康が築いた典型的な平城(ひらじろ)。同17年に完成した天守は加藤清正の造営で、大棟上の金の鯱(しゃちほこ)は有名。天守下の本丸殿舎とともに太平洋...
にほん‐ま【日本間】
伝統的な日本風家屋の様式に基づいてつくられた部屋。ふつう、壁は塗壁(ぬりかべ)、床は畳あるいは板敷で、建具は障子・襖(ふすま)を入れ、いすを用いず、床の上に座る。和室。⇔洋間。