まっし‐そうぞく【末子相続】
末子が単独で財産や地位を相続すること。西日本の農漁村や中央アジア・モンゴルの遊牧民などにみられる。ばっしそうぞく。
み‐さき【御先/御前】
1 貴人などの先払い。前駆。 2 神が使者として遣わす動物。カラス・キツネなど。 3 変死人の霊魂。特に、西日本地方でいう。
みやざき‐やすさだ【宮崎安貞】
[1623〜1697]江戸前期の農学者。安芸(あき)の人。筑前福岡藩に仕え、のち辞して農業を営み、西日本各地を巡って農業に関する見聞を収集。「農業全書」を著した。
や・ける【焼ける】
[動カ下一][文]や・く[カ下二] 1 火がついて燃える。燃えてあとかたもなくなる。「古タイヤの—・けるにおい」「家が—・ける」 2 火が通って食べられるようになる。「サンマが—・ける」「餅が—...
やまと‐せいけん【大和政権】
大和および河内(かわち)を中心とする諸豪族の連合政権。大王(おおきみ)とよばれる首長を盟主に、畿内地方から4世紀中ごろには西日本を統一し、4世紀末には朝鮮に進出。種々の技術を持つ渡来人を登用し、...
やよい‐どき【弥生土器】
弥生文化の土器。東京都の弥生町貝塚で発見された土器が機縁となって命名。セ氏600〜800度程度で焼成した赤焼き軟質土器で、貯蔵用の壺、深鍋としての甕(かめ)、盛りつけ用の鉢・高坏(たかつき)など...
ゆう‐かん【遊観】
[名](スル)歩き回って見物すること。遊覧。「館前の海湾を—す」〈柳北・航西日乗〉
ゆき‐どけ【雪解け/雪融け】
1 春になって、降り積もった雪がとけること。また、そのころ。ゆきげ。《季 春》「—や西日かがやく港口/石鼎」 2 《ソ連の作家エレンブルグの小説名から》国際間の対立緊張がゆるみ、和解の空気の生じ...
よこわ【横輪】
クロマグロの若魚。おもに西日本でいう。
らん‐ぜん【爛然】
[ト・タル][文][形動タリ]鮮やかにかがやくさま。「五彩—人をして其の宏麗荘厳に愕かしむ」〈柳北・航西日乗〉