1 春になって、降り積もった雪がとけること。また、そのころ。ゆきげ。《季 春》「―や西日かがやく港口/石鼎」
2 《ソ連の作家エレンブルグの小説名から》国際間の対立緊張がゆるみ、和解の空気の生じること。「両国間に―の兆しがみえる」
出典:青空文庫
・・・ると、青ぞらの映った雪解けの道をせっせと姉の家へ歩いて行った。道に・・・ 芥川竜之介「歯車」
・・・の水晶のように明るい雪解けの春の景色はなんともいえませんからね。そ・・・ 小川未明「しんぱくの話」
・・・前に雪が降って、まだ雪解けの泥路を、女中と話しながら、高下駄でせか・・・ 葛西善蔵「死児を産む」