み・す【見す】
[動サ四]《動詞「み(見)る」の未然形+尊敬の助動詞「す」からか》「見る」の尊敬語。ごらんになる。「やすみしし我が大君の—・し給ふ吉野の宮は」〈万・一〇〇五〉 [動サ下二]「みせる」の文語形。
みす‐みす【見す見す】
[副]《動詞「見す」を重ねた語》 1 見ていながら、また事情がわかっていながら、それにふさわしい対応をしないさま。また、条件に恵まれながら、何もできずに終わってしまうさま。むざむざと。「宝の山に...
め・す【見す/看す】
[動サ四]《動詞「み(見)る」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いて音変化したもの》 1 「見る」の尊敬語。ごらんになる。「ものごとに栄ゆる時と—・し給ひ明らめ給ひ」〈万・四三六〇〉 2 「統治する...