おぼ・ゆ【覚ゆ】
[動ヤ下二]「おぼえる」の文語形。
かく【覚】
仏語。 1 対象を覚知するもの。心。心所(しんじょ)。 2 心が妄念を離れている状態。 3 涅槃(ねはん)の理を悟ったうえでの智慧。菩提(ぼだい)。 4 仏陀(ぶっだ)。覚者。
かく【覚〔覺〕】
[音]カク(呉)(漢) [訓]おぼえる さます さめる さとる [学習漢字]4年 1 外から来るものに触れて意識が起こる。意識。「感覚・幻覚・錯覚・視覚・触覚・知覚・聴覚・味覚」 2 今までわか...
かく‐おう【覚王】
仏陀(ぶっだ)を敬っていう語。覚帝(かくたい)。
かくおん‐じ【覚園寺】
神奈川県鎌倉市二階堂町にある真言宗泉涌寺(せんにゅうじ)派の寺。山号は鷲峰(じゅぶ)山。院号は真言院。建保6年(1218)北条義時建立の大倉薬師堂を永仁4年(1296)北条貞時が元寇退散祈願のた...
かく‐ご【覚悟】
[名](スル) 1 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は—のうえだ」「断られるのは—している」 2 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。 3 き...
覚悟(かくご)の前(まえ)
前もって心構えのできていること。覚悟の上。「そりゃ固(もと)より—だ」〈鏡花・夜行巡査〉
かく‐しゃ【覚者】
《(梵)buddhaの訳。音写は仏陀(ぶっだ)》仏語。真理を体得した人。
かく‐じゅ【覚樹】
菩提樹(ぼだいじゅ)の別名。
かく‐せい【覚醒】
[名](スル) 1 目を覚ますこと。目が覚めること。「昏睡状態から—する」 2 迷いからさめ、過ちに気づくこと。「魔境から今漸く—した人のような眼を放って」〈漱石・明暗〉