じ‐かく【自覚】
[名](スル) 1 自分の置かれている位置・状態、また、自分の価値・能力などをはっきり知ること。「—が足りない」「体力の衰えを—する」 2 仏語。自ら迷いを断って悟りを開くこと。⇔覚他(かくた)。
じかん‐ちかく【時間知覚】
経験の生起する順序などによって、時間の経過を判断したり理解したりする働き。
じだい‐かんかく【時代感覚】
その時代の動向や特徴などをとらえる感覚。「—が鋭い」
じっ‐かく【実覚】
実際に感じられること。現実の感覚。「官能の—から杳(はる)かに遠からしめた状態」〈漱石・思ひ出す事など〉
じょう‐とうしょうがく【成等正覚】
仏語。菩薩(ぼさつ)が、仏の悟りである等正覚を成就すること。迷いを去って完全な悟りを開くこと。
せい‐かく【醒覚】
[名](スル)めざめること。めざめさせること。また、迷いなどから立ち直ること。覚醒。「僕はこの時たちまち—したような心持ちがした」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
せん‐かく【先覚】
1 人より先に物事の道理を悟ること。また、その人。 2 学問や見識のすぐれている先輩。先学。先進。「—に学ぶ」⇔後覚。
ぜんご‐ふかく【前後不覚】
あとさきの区別もつかなくなるほど、正体を失うこと。「—に酔いつぶれる」
そうぼうてき‐ちかく【相貌的知覚】
生命のないものにも人間と同様な感情があり、表情があると感じること。太陽が笑ったり、月が悲しげにうなだれたりしていると感じるなど。
ぞうき‐かんかく【臓器感覚】
体内の諸器官や全身的な状態についての感覚。空腹・渇き・性欲・疲労・吐きけ・痛み・緊張など。内臓感覚。