ねち‐もの【ねち者】
ごたごた言って人を困らせ、ゆする者。ねだり者。「こなさんが親ぢゃと言うてござっては、—に成ります」〈伎・壬生大念仏〉
熱鉄(ねってつ)を飲(の)・む
非常につらい、または、くやしい思いをするたとえ。「—・む思いで親からの家を手放す」
ネフスキー【Nikolay Aleksandrovich Nevskiy】
[1892〜1945]ソ連の東洋学者。日本へ留学し、柳田国男や折口信夫などと親交を結ぶかたわら、東北・沖縄の民族、アイヌ語、宮古島方言、西夏語などの研究に成果をあげた。帰国後の1937年、粛清に...
ねむり‐め【眠り目】
1 眠そうな目。また、つぶった目。「—をまぼしそうに細めて」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 くすんだ色合い。また、そのもの。「親の喪中とて、衣裳の物ずきも、一きは—にて」〈浮・世間猿〉
ねん‐かん【年官】
年給の一。平安時代以降、天皇・上皇・三后(さんこう)・東宮・親王・公卿などの所得とするために、毎年の除目(じもく)に際して、一定数の任官希望者を募って推薦させ、名目だけの地方官や京官を任命して、...
ねん‐きゅう【年給】
1 1年を単位として定めた給料。年俸(ねんぽう)。 2 《「年料給分」の略》年官・年爵を給すること。売官・売位の一。この給与を受けた者(給主)は任意の者をその地位につけ、任料・叙料を得ることがで...
ねんごろ【懇ろ】
《「ねもころ」の音変化》 [形動][文][ナリ] 1 心がこもっているさま。親身であるさま。「—にとむらう」「—なもてなし」 2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。「—な間柄」
[...
ねんごろ‐あい【懇ろ合ひ】
親しい間柄であること。また、男女が情を交わした仲であること。「小かんがいとしがる人と言うて互ひの—」〈浄・氷の朔日〉
ねんごろ‐が・る【懇ろがる】
[動ラ四]親しいようすをする。「—・らむ人のねぎごとに」〈源・常夏〉
懇(ねんご)ろにな・る
親しい仲になる。特に、男女が情を通じる間柄になる。