き‐でん【貴殿】
[代]二人称の人代名詞。男性が目上または同等の男性に対して用いる。あなた。「—の御尽力の賜物と感謝しています」 [補説]もと、目上の相手への敬称として用いたが、のちに、同輩に対する親愛の気持ち...
き‐ねい【帰寧】
[名](スル)嫁に行った女性や、親もとを離れている女性が、里帰りして父母の安否を問うこと。「父母の大故と雖(いえど)も—せしめず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
き‐の‐どく【気の毒】
[名・形動](スル)《もと、自分の気持ちにとって毒になることの意で、「気の薬(くすり)」に対する語》 1 他人の不幸や苦痛などに同情して心を痛めること。また、そのさま。「お—に存じます」「—な境...
き‐のぼり【木登り】
[名](スル) 1 木によじ登ること。「—して遊ぶ」 2 《高い木の上に首をのせられるところから》獄門にかけられること。さらし首になること。「孫兵衛親子三人をば—と定め」〈浮・沖津白波〉
き‐びき【忌引(き)】
近親者の死のため、勤めや学校を休んで喪に服すること。また、そのための休暇。
き‐ぶく【忌服】
近親者が死亡したとき、一定期間喪に服すること。服忌(ぶっき)。
きぶつそんかいとう‐ざい【器物損壊等罪】
他人の所有物を損壊するなどして、その価値を減少・滅失させる罪。刑法第261条が禁じ、3年以下の懲役または30万円以下の罰金、もしくは科料に処せられる。親告罪の一つ。器物損壊罪。器物破損罪。 [補...
きみ【君/公】
[名] 1 一国の君主。天皇。天子。 2 自分が仕えている人。主君。主人。「わが—」 3 人を敬慕・親愛の情をこめていう語。「いとしの—」 4 人名・官名などの下に添えて敬意を表す語。男女とも...
きみ‐さま【君様】
1 貴人に対する敬称。あなたさま。「—は当世流行(はや)る藪医師(やぶくすし)」〈仮・竹斎・上〉 2 自分の意中の異性をいう語。かのさま。かたさま。「思へや—かなへや我が恋」〈松の葉・一〉 3 ...
きみ‐な【公名/君名/卿名】
天台宗などで、新しく僧となる前の貴族の子息を、父親の官職名などにより、大蔵卿(おおくらきょう)・治部(じぶ)卿・大納言などと呼んだこと。また、その呼び名。